Android One S2はY!mobileから発売されている「Android One」シリーズのスマホです。

同時期に発売したAndroid One S1はシャープ製ですが、このS2は京セラが開発しています。

Android Oneシリーズのシンプルさと京セラのスマホの特徴である耐久性の高さを兼ね備えており、一定期間はOSのアップデートが保証されているので最新バージョンで使うことができます。

この記事ではAndroid One S2について性能、機能、価格など気になるところをまとめてみました。

端末選びの参考にしていただければ幸いです。

Android One S2のスペック

Android One S2のスペックは以下の通りです。

機種名Android One S2
ボディカラーレッド、ネイビー、ホワイト
サイズ (H×W×D)約 143mm×72mm×10.6mm
重量約 142g
OSAndroid 7.1
CPUQualcomm Snapdragon 425
1.4GHz 4コア
メモリ/ストレージRAM 2GB/ ROM 16GB
外部メモリmicroSDXC( 最大 256GB)
ディスプレイ約 5.0 インチ TFT 液晶
解像度1280 x 720 ピクセル
カメラアウトカメラ: 1300 万画素
インカメラ: 200 万画素
バッテリー2,300mAh
SIM スロットnanoSIM
DSDS
(2 回線同時待ち受け )
×
Wi-Fi / テザリングIEEE 802.11 a/b/g/n/
テザリング: ○
BluetoothBluetooth 4.2
赤外線
NFC×
おサイフケータイ×
GPS
防水 / 防塵防水:IPX5/7
防塵:IP5X
ワンセグ / フルセグ×
価格32,400 円

Android One S1はほどほどの価格でシンプルな構成をコンセプトにしていましたが、S2もその流れを汲んでいます。

SoCはミドルクラスのSnapdragon425でメールやブラウジング、SNSで使うのなら問題ありませんが、3Dゲームをバリバリ遊ぶとなると少し厳しい性能です。

メモリとストレージはAndorid One S1と同じ2GB、16GBとなっており、アプリの同時起動は厳しくストレージ容量も心もとないので、メイン端末として使う場合にはmicroSDでの増設が必要になるでしょう。

バッテリーも2,300mAhと控えめですので、休日などの外出時はバッテリー残量に気を付けながら操作しないといけないでしょう。

カメラについてはアウトカメラは1,300万画素とそれなりですが、インカメラの画素数が210万画素で少し低めです。

同価格帯の他機種は600~800万画素のものが多いので、この機種でも500万画素くらいは欲しかったところです。

また京セラはこれまでも耐衝撃モデルを開発してきた実績があり、このAndroid One S2も防水・防塵に加えて耐衝撃性を備えています。

加えてスマホでは珍しい赤外線通信機能を搭載しているため、ガラケーともデータのやりとりができますが、ワンセグやおサイフケータイといった日本独自の機能はありません。

シンプルかつ安心して使えるソフトウェア

S2はAndroid Oneプラットフォームのスマホなので、OS周りの構成がシンプルなのが特徴です。

プリインストールされているアプリは厳選されたGoogle関連のアプリで、無駄なアプリがインストールされておらずスッキリしています。

GoogleのアプリはGoogleアカウントに設定などが紐づけられているため、移行や管理も簡単です。

もちろんGoogle Playから自由にアプリをダウンロードしてカスタマイズすることもできます。

またAndroid One S2は最新のOSであるAndroid7.0を搭載しており、発売から18ヶ月の間最低1回以上のアップデートが保証されているため、1年半は最新のOSで居続けることができます。

セキュリティアップデートも最低2年間は保証されているので、OSのセキュリティホールに対する心配も比較的早期に対応できます。

Android One S2とS1との違いは?

シャープ製のAndoroid One S1はY!mobileからほぼ同時期に発売されたAndroid Oneシリーズのスマホです。

S1とS2のスペックを比較すると、以下の通りです。

機種名Android One S2Android One S1
ボディカラーレッド、ネイビー、ホワイトホワイト、ブラック、
ピンク、ターコイズ
サイズ (H×W×D)約 143mm×72mm×10.6mm約 143mm×69mm×8.0mm
重量約 142g約 134g
OSAndroid 7.1Android 7.1
CPUQualcomm Snapdragon 425
1.4GHz 4コア
Qualcomm Snapdragon 430
1.4GHz+1.1GHz 8コア
メモリ/ストレージRAM 2GB/ ROM 16GBRAM 2GB/ ROM 16GB
外部メモリmicroSDXC( 最大 256GB)microSDXC( 最大 256GB)
ディスプレイ約 5.0 インチ TFT 液晶約 5.0 インチ IGZO液晶
解像度1280 x 720 ピクセル1080 x 1920 ピクセル
カメラアウトカメラ: 1300 万画素
インカメラ: 200 万画素
アウトカメラ: 1310 万画素
インカメラ: 800 万画素
バッテリー2,300mAh2,530mAh
SIM スロットnanoSIMnanoSIM
DSDS
(2 回線同時待ち受け )
××
Wi-Fi / テザリングIEEE 802.11 a/b/g/n/
テザリング: ○
IEEE 802.11 a/b/g/n/
テザリング: ○
BluetoothBluetooth 4.2Bluetooth 4.1
赤外線×
NFC××
おサイフケータイ××
GPS
防水 / 防塵防水:IPX5/7
防塵:IP5X
防水:IPX5/7
防塵:IP5X
ワンセグ / フルセグ××
価格32,400 円
(2017年7月現在)
32,400 円
(2017年7月現在)

Android One S1とS2はスペックも大きな差はなく、価格も同じです。

SoCについてはS1のほうがやや高いですが、全体を見ればどちらもエントリー寄りのミドルスペックです。

カメラはアウトカメラの画素数はほぼ同じ、インカメラの画素数はS1のほうが高いですが、これはどちらかというとS2のインカメラが少なすぎるという印象です。

防水・防塵はどちらも対応していますが、耐衝撃も備えている分S2の方が耐久性には軍配が上がります。

スペック面ではS1とS2で大きな差はないのでデザインやメーカーの好みで決めても良いですが、耐久性を重視したい人や赤外線通信を利用したい人はS2を選びましょう。

Android One S2のメリット・デメリット

Android One S2のメリットは以下の通りです。

  • 最新のOSが使える
  • プリインストールアプリが少なくシンプル
  • 防水・防塵・耐衝撃による高い耐久性
  • 赤外線通信対応

Android One S2はアップデートが保証されているので、その間は最新バージョンのOSでいられるのがメリットです。

ハードウェア面では耐衝撃性能が高いため故障の心配が比較的少なく、防水・防塵に対応しているのでお風呂などの水回りでも安心して使えます。

ディスプレイは濡れていても操作できるタッチパネルなので、快適な操作ができます。

赤外線通信はガラケーで主に使われてることもあり、周囲にガラケーを使う人が多い環境では今でも便利です。

Android One S2のデメリットは以下の通りです。

  • 価格からするとスペックが低い
  • SIMロフリースマホではない
  • ワンセグ、おサイフケータイ非対応

Android One S2は2017年7月現在は一括購入のみで32,400円という価格となっており、同価格帯の他機種と比較するとSoCやRAM容量をはじめ全体的なスペックが高くありません。

発売当初は分割購入で割引を適用する事で端末代の負担を減らせたので今より割高感は少なかったのですが、現在はただの高いわりに性能が低いスマホになっています。

Android Oneはアップデート保証で長く安心して使えることが売り文句になっていますが、性能が低ければ結局現役で使える期間は短くなります。

元々Android Oneは新興国向けのプラットフォームなので仕方ない部分はありますが、価格と性能のバランスは大事にしてほしいところです。

また、日本の企業である京セラが開発をしていますが、ワンセグやおサイフケータイといった日本向けの機能はついていません。

京セラのスマホはワンセグやおサイフケータイを搭載したスマホが多いかったので、今回のS2も搭載してほしかったですね。

Android One S2の価格

Android One S2の価格は2017年7月現在では一括払いのみの販売となっており、32,400円となっています。

同じAndroid OneブランドのS1と全く同じ値段で、一括払いのみなのも同様です。

発売当初は分割払いで購入でき負担がかなり減らせたのですが、現在は一括払いしかできませんのでご注意ください。

まとめ

Android One S2はスペックが高くありませんが、無駄な機能を省いてシンプルかつ使いやすくなっています。

スペックは高くないものの、そこを十分認識した上で使うのであれば、OSやセキュリティのアップデート保証や防水・防塵、さらには耐衝撃というソフト面、ハード面の利点を生かせるのではないでしょうか。

Android One S2はワイモバイルで取り扱い中です。

取り扱い:Y!mobile(ワイモバイル)

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