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中国のHuaweiよりSIMフリータブレットの新機種MediaPad T2 8 Proが12月9日に発売されます。
MediaPad T2 Proシリーズは低価格ながらも8コアのCPUとフルHDの液晶を搭載したシリーズで、MediaPad T2 8 Proは既に発売されている7型モデルと10型モデルの間のサイズになります。
この記事ではMediaPad T2 8 Proのスペックやメリット、デメリットなどをまとめました。
購入の参考にお使いいただければ幸いです。
目次
Huawei MediaPad T2 8 Proのスペック
MediaPad T2 8 Proのスペックは以下の通りです。
| 機種名 | Huawei MediaPad T2 8 Pro |
|---|---|
| ボディカラー | ホワイト |
| サイズ(H×M×D) | 約209.3×123×8.1mm |
| 重量 | 約340g |
| OS | Android 6.0 |
| CPU | Qualcomm Snapdragon 615 1.5GHz＋1.2GHz 8コア |
| メモリ／ストレージ | RAM 2GB／ROM 16GB |
| 外部メモリ | microSDXC(最大128GB) |
| ディスプレイ | 約8.0インチ IPS液晶 |
| 解像度 | 1920 x 1080ピクセル |
| カメラ | アウトカメラ：800万画素 インカメラ：200万画素 |
| バッテリー | 4,800mAh |
| SIMスロット | microSIM×1, nanoSIM×1※ |
| 通信 | FDD-LTE：Band1/3/5/7/8/19/20/26/28 TD-LTE：38/40/41 3G（W-CDMA）：1/2/5/6/8/19 GSM：850/900/1,800/1,900MHz |
| Wi-Fi / テザリング | IEEE 802.11 b/g/n/ac |
| GPS | ○ |
| Bluetooth | Bluetooth 4.1 |
| 加速度センサー | ○ |
| 近接センサー | ○ |
| 指紋認証センサー | × |
| ジャイロスコープ | × |
| NFC | × |
| 本体価格 | 22,800円(税抜) |
まずCPUはQualcomm Snapdragon 615で、同じHuawei製品のHuawei GR5などに搭載されています。
型落ちのミドルスペックですが、3Dグラフィックを使ったゲーム以外の用途であればそれほど問題はないと思われます。
ただRAMは2GB、ストレージは16GBとちょっと少な目で、特にRAMが少ない事はCPUよりも運用時のレスポンスに影響がありそうです。
またカメラ性能は背面800万画素、前面200万画素と今のスマホの平均よりも少ないですが、タブレットのカメラは各社ともスマホより力を入れていない事も多いため、特別MediaPad T2 8 Proの性能が低すぎるということはないと思います。
バッテリー容量は4,800mAhで、ASUSのZenpad3 8.0の4,680mAhよりも大きくなっています。
MediaPad T2 8 ProとMediaPad T2 7.0 Proとの比較
MediaPad T2 8 Proと同じT2シリーズの7インチモデルMediaPad T2 7.0 Proとの差を見てみると、CPU、メモリ、ストレージといった基本的な部分は同じで、バッテリーはMediaPad T2 8 Proの方が上(MediaPad T2 7.0 Proは4,360mAh)、逆にカメラ性能はMediaPad T2 7.0 Proが背面1300万画素で上になっています。
センサー類でもMediaPad T2 7.0 Proには指紋認証センサーがありますがMediaPad T2 8 Proにはありません。
本体カラーもMediaPad T2 7.0 Proは3色から選べますがMediaPad T2 8 Proはホワイトのみです。
しかしながら対応バンドはMediaPad T2 8 Proが多く、倍のバンドに対応しています。
これらの事から機能的な部分はMediaPad T2 7.0 Proが勝りますが、価格はMediaPad T2 7.0 Proが税込27,000円程度なのに対してMediaPad T2 8 Proは税込で24,624円と割安になっています。
機能を取るかディスプレイサイズと対応バンドを取るかといったところでしょうか。
SIMフリー端末ではありませんが、10インチモデルのMediaPad T2 10.0 Proとの差はバッテリー容量(6,660mAh)以外はほぼ同一ですので、MediaPad T2 8 ProはMediaPad T2 10.0 Proを8インチにしてSIMに対応させたモデルと言って差し支えなさそうです。
Huawei MediaPad T2 8 Proのメリット・デメリット
MediaPad T2 8 Proのメリットは以下の通りです。
- 2万円台前半の価格
- バッテリー容量が多め
- 対応しているバンドが多い
やはり一番のメリットはその価格。22,800円というのは4～5万円台が多いタブレット端末ではかなり安い部類です。
バッテリーもそれなりにあるので、一日中フルにとはいかないまでも、数時間の使用に耐えられるでしょう。
またMediaPad T2 7.0 Proよりも対応バンドが多く、ドコモ系はほぼカバー、au系もある程度カバーしています。
ただしCDMA2000非対応でVoLTEにも非対応の為、au系のSIMでは音声通話はできません。
格安SIMで運用する場合は、基本ドコモ系での運用を想定しておくのが良さそうです。
MediaPad T2 8 Proのデメリットは以下の通りです。
- 全体的に型落ちのスペック
- 防水・防塵、NFC未対応
- 中華タブレットの信用が低い
CPUやメモリ、カメラやセンサー類も含め、MediaPad T2 8 Proは2016年の後半に発売される端末としては少し物足りないスペックです。
もちろん値段で十分カバーしているとも言えるのですが、大きめの画面で最新のゲームがしたいというような場合はスペックの制限を受ける場面が出てきそうです。
また防水や防塵もないので使用は室内に限定される他、ジャイロスコープもないのでポケモンGOのAR機能も使えません。
そして中華タブレットという事で、セキュリティ面にもある程度のリスクを抱えます。
この件についてのとらえ方は人それぞれなので「中華以外のスマホも信用できない＝どこも同じレベル」という風に思われる方もいらっしゃるでしょうが、Huawei自身も中国共産党と結びつきが強い会社であり、またこれまでにも数々のやらかし事例もある事から、こうしたリスクがある事は少なくとも頭に入れておくのがいいでしょう。
中華スマホのセキュリティについては以下の記事をご覧ください。
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Huawei MediaPad T2 8 Proの発売日と価格
MediaPad T2 8 Proは12月9日発売で予定価格は22,800円となっています。
MediaPad T2 10 Proの兄弟機とも言える仕様なので、MediaPad T2 10 ProでSIMを使いたかった人にはうってつけの機種といえます。
タブレット全般を見てもコスパが格段にいい！とは言いませんが手が出しやすい価格なのでとりあえずで購入する人もいそうですね。
まとめ
MediaPad T2 8 Proはそこそこのスペックで安いタブレットを探している人には選択肢の一つです。
中華タブレットという点に問題はない、という人であれば検討してみてはいかがでしょうか。
MediaPad T2 8 Proは12月9日発売予定で、Huaweiのオンラインショップや以下の格安SIM、家電量販店などで販売される予定です。
取り扱い1：ファーウェイ Vモール楽天市場店（公式）
取り扱い2：楽天モバイル
取り扱い3：BIGLOBE
その他の機種については「7～10インチのタブレットのまとめ記事」に掲載しておりますので参考にしてください。
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