2016年の夏に発売され、人気機種となったのがモトローラ社の発売した「Moto G4 Plus」です。
これは日本で発売されたスマホで初めてDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)に対応した機種で、それに加えて価格比の性能が高いコストパフォーマンスの良さが印象的な機種でした。
その後もMoto Modsという拡張デバイスを装着できるのが特徴的なMoto Z、Moto Z Playなど順調に端末をリリースしています。
そのモトローラから新たにMoto G5/Moto G5 Plusの2機種が登場しました。
Moto G5は2万円台でエントリー~ミドルクラスの中間、Moto G5 Plusは3万円台でミドル~ハイの中間といった性能で、相変わらずコストパフォーマンスのいい機種です。
この記事ではMoto G5 Plusについて性能、機能、価格などの気になるところをまとめてみました。
端末選びの参考にしていただければ幸いです。
なおMoto G5については以下の記事にまとめていますのでこちらもご覧ください。
[clink url=”https://www.simfree-life.jp/moto-g5/”]
目次
Moto G5 Plusのスペック
Moto G5 Plusのスペックは以下の通りです。
機種名 | Motorola Moto G5 |
---|---|
ボディカラー | ルナグレー、ファインゴールド |
サイズ(H×W×D) | 150.2mm×74.0mm×7.7~9.7mm |
重量 | 約155g |
OS | Android 7.0 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 625 2.0GHz 8コア |
メモリ/ストレージ | RAM 4GB/ROM 32GB |
外部メモリ | microSDXC(最大128GB) |
ディスプレイ | 5.2型IPS液晶 |
解像度 | 1,920×1080ドット (フルHD) |
カメラ | アウトカメラ:1300万画素 インカメラ:500万画素 |
バッテリー | 3,000mAh |
SIMスロット | nanoSIMスロット×2※ |
DSDS (2回線同時待ち受け) | 〇 |
通信 | FDD-LTE:Band1/3/5/7/8/19/20/28 TD-LTE:38/40/41 3G(W-CDMA):1/2/5/8/19 GSM:850/900/1800/1900MHz |
対応回線 | ドコモ |
Wi-Fi / テザリング | IEEE 802.11 a/b/g/n |
GPS | ○ |
Bluetooth | Bluetooth 4.2 |
加速度センサー | ○ |
近接センサー | ○ |
指紋認証センサー | ○ |
ジャイロスコープ | ○ |
NFC | ○ |
本体価格 | 35,800円(税抜) |
取り扱い | IIJmio(4月7日から提供) DMM mobile(提供日未定) BIGLOBE SIM(4月3日から提供) |
まずSoCはQualcommのSnapdragon 625。2GHzの8コアSoCです。
「無印Zenfone3」や「HUAWEI nova」、「NuAns NEO(Reloaded)」などのミドルスペックスマホに搭載されているSoCです。
ブラウジングやLINEなどに加え、ゲームも今主流のタイトルであればほぼ問題なく動作するでしょう。
メモリは4GB、ストレージは32GBで余裕を持った構成。
バッテリー容量も3,000mAhで、日帰りの外出であれば十分な容量です。
ディスプレイは5.2インチのフルHDで平均的な性能となっています。
全体的なスペックとしては、他の端末を含めたミドルスペックスマホの中でも高いレベルでまとまっている印象です。
Moto G5 Plusのカメラ性能など機能面について
Moto G5 Plusのカメラ性能は背面1200万画素、前面500万画素でミドルスペックのスマホとしてはやや物足りない印象です。
特に背面カメラは下位モデルであるMoto G5が1300万画素なだけに、せめて同等の性能は欲しかったところです。
デジタルズームやオートHDRなどがカメラソフトの機能として搭載されているほか、デュアルピクセル・オートフォーカスというgaraxy s7 edgeなどで採用されているオートフォーカス技術を搭載しています。
f値という明るさを示す値も小さい(=明るい写真が撮れる)ため、画素数は低いが暗所には強いという特徴が見て取れます。
2回線同時待ち受け機能(DSDS)はMoto G5とは違い初期状態から使用可能となっていますが、Moto G5 Plusはau回線には対応していないので、ドコモ系の格安SIMを中心に運用することとなります。
本体を軽く2回振るとライトがついたり、本体を持った手首をひねるとカメラが起動するといったジェスチャーで特定の機能が起動する「Moto アクション」もMoto G5と同じく搭載されています。
指紋認証センサーやジャイロセンサーを搭載していて、ポケモンGOのAR機能が使えるのもMoto G5と共通です。
(4/4追記:デュアルピクセルオートフォーカスについての記述を追記しました)
Moto G5 Plusのメリット・デメリット
Moto G5 Plusのメリットは以下の通りです。
- 3万円台の価格
- DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)対応で2回線同じ待ち受けが可能
- microSDとSIMカード2枚が同時に使える
Moto G4 Plusもコスパに優れたミドルスペック端末でしたが、Moto G5 Plusもその長所を受け継いでいます。
3万円台でSnapdragon625、RAM4GB、ストレージ32GBという隙のない構成で、他社のミドルスペックスマホの価格設定が4万円前後であることを考えると割安感があります。
またDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)対応機であり、microSDカードとSIMカード2枚の合計3枚が同時に使えるのもメリットです。
他の端末ではSIMスロットとmicroSDスロットが共用になっていて、SIMを2枚挿した場合microSDカードは使えないという仕様が多いのですが、Moto G5 Plusであればストレージを増設したままDSDSが使えます。
ちなみにMoto G5でメリットに挙げた指紋認証センサーは、ミドルスペックスマホでは現在ほぼ標準装備になっているのでこちらではメリットとしては挙げていません。
Moto G5 Plusのデメリットは以下の通りです。
- カメラの画素数が低め
- au系周波数に非対応
- Moto Mods非対応
- 防塵・防水・おサイフケータイ非対応
- 中華スマホのセキュリティ問題
まずは他のミドルスペックスマホと比較してカメラの画素数が低いことが挙げられます。
Moto G5以下の性能で、エントリークラス寄りの性能です。
ただ代わりに暗所には強いので、使う人がカメラに求めるものにより評価は変わってくるでしょう。
またMoto G5と同様au系のバンドやau VoLTEには非対応なので、au系のSIMを使う事はできず、拡張デバイスのMoto Modsにも対応していません。
防水・防塵やおサイフケータイにも非対応です。
さらにモトローラ社はアメリカ企業ですが、現在は中国lenovoの傘下にあります。
そのため、中華スマホの持つセキュリティ不安についても頭に入れておきましょう。
中華スマホのセキュリティ問題は以下の記事にまとめています。
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Moto G5 Plusの発売日と価格
Moto G5 Plusは、3月31日より家電量販店やネットショップで発売を開始しています。
価格は税別34,800円(税込37,584円)で、ミドルスペックスマホとしてはお値打ち感のある価格となっています。
家電量販店やネットショップ以外にも格安SIMではIIJmio、DMMモバイル、BIGLOBEが取り扱いを予定しています。
BIGLOBEでは2017年6月7日までに申し込むと端末購入時に使える3,000円分のキャッシュバッククーポンがもらえるキャンペーンも実施中です。
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まとめ
Moto G5 Plusはミドルスペックの中でも高いレベルでまとまったコストパフォーマンスのよい機種です。
ただ引き換えにカメラ性能を犠牲にしている面がありますので、写真撮影にこだわる人には向いていません。
カメラよりもその他のスペックを重視する人であれば、コストパフォーマンスの恩恵を十分に受けられるでしょう。
Moto G5 Plusは家電量販店やネットショップでは販売中、格安SIMではIIJmioやDMMモバイル、BIGLOBEで順次取り扱い開始予定となっています。
参考:公式サイト
- 取り扱い1:IIJmio
- 取り扱い2:BIGLOBEモバイル
- 取り扱い3:DMM mobile
2017年に入り、各社がSIMフリースマホを次々に投入した結果、その数はおよそ30機種以上にまで増えています。
色々と迷いたくない方、厳選したオススメ8機種のみを知りたい方は以下の記事をお読み下さい。
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現在発売されているすべての格安スマホ・SIMフリースマホのまとめについては以下の記事をご覧ください。
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主な格安SIM22社のサービス比較・まとめについては以下の記事をご覧ください。
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