WiMAXと携帯キャリアの良いところ悪いところ
WiMAXはスマホやタブレットなどを高速で通信できる一つの選択肢となっていますが、同様のサービスには大手携帯キャリアやMVNOの格安SIMなどもあります。これらは料金やプラン、エリアの上でメリットデメリットがあり、どれを選べば一番お得になるのかは結構複雑です。まずは簡単にそれぞれのメリットデメリットをまとめましょう。
WiMAXのメリットデメリット
メリット:下り最大220Mbpsの高速通信が可能で、携帯回線の4GやLTEより早い。回線容量の制限がないプランがある。
デメリット:山間部などのエリアでは通信が不安定。
大手携帯キャリアのメリットデメリット
メリット:日本全国で通信可能エリアが広く、主要地域はほぼカバーできている。
デメリット:基本通話料金+パケット料金がかかり料金が高い。パケット通信量に制限がある
格安SIMのメリットデメリット
メリット:圧倒的に料金が安い
デメリット:通信回線はDOCOMOかauだが、通信制限が厳しく設定されている。
WiMAXと組み合わせればお得になるかも?
通信速度では圧倒的に早いWiMAXですが、それ以外のところでは大手携帯キャリアに負けているところもあります。しかし!これらを組み合わせることでWiMAXのデメリットを打ち消して料金も安くお得に使える方法があるのです。
WiMAXにDOCOMOを組み合わせよう
現在DOCOMOのプランでは、月額基本使用料+パケット通信料+インターネット接続サービス料(300円)で月々の料金が決まっています。月額基本使用料は2700円のカケホーダイと1700円カケホーダイライトのプランがありますが、カケホーダイにすると定額無制限で電話がかけられます。
もしこれに月5GBのパケット通信料5000円を組み合わせると、割引が最小で100円引きで7900円となります。通話は沢山出来ますがデータ通信が5GBまででは、動画やゲームをたくさん使う人には少々不足気味のプランです。そこでこのデータ通信のところをWiMAXに置き換えることで、料金も安く、高速でインターネットも使える環境が整います。
- まずDOCOMOのパケット通信料ですが、これは契約が必須ではないので思い切ってパケット通信料を0円にしてしまいましょう。
- 次にWiMAXを契約します。WiMAX本家のUQ WiMAXでは、通信容量が月7GBまでのプランで3696円、容量無制限プランで4380円です。どちらにしてもDOCOMOの月5GBプランの5000円より安くなり、使える容量もアップしています。
- 最後に使っているスマホのネット通信はすべてwi-fiを使ってWiMAX経由で通信しましょう。
- これでDOCOMOで高かったパケット通信の箇所が安くあげられ、電話はDOCOMO回線でかけられ、通信速度はWiMAXで高速な環境ができます。料金的にはDOCOMOの月5GBで5000円だったのが3696円まで下がるので、月1304円、年間で15648円も節約ができます。
もっと安くしたい!格安SIMを組み合わせよう
WiMAXとDOCOMOの組み合わせで最低でも月1300円はお得になりますが、もっと劇的に値段を下げたい!という方はDOCOMO回線をMVNOの格安SIMに切り替えてしまいましょう。
- 格安SIMは種類も多くプランも会社によって様々ですが、おおむねデータ通信のみのプランで容量月3GBで月1000円程度です。この場合は音声通話が付いていませんので、050 Plusなどの通話サービスを併用して、その料金も合わせて月1500円前後といったところでしょう。
- DOCOMO回線を使っていた場合と比べると、基本使用料2700円+ネット接続料300円が1500円程度に抑えられるので、1500円程度は節約できる計算になります
まとめ
今回はDOCOMO回線からの乗り換えで計算しましたが、WiMAXを活用して月1300円、さらに格安SIMに変更することで月1500円抑えられ、トータルで月2800円程度は節約できる計算となりました。格安SIMによってはもっと安い業者もありますので、さらなる節約も可能だと思います。