WiMAXに乗り換えるべきか?気になる速度について
KDDIグループのUQコミュニケーションズが提供する無線インターネットサービスのWiMAXですが、このWiMAXの最大の特徴が持ち運び可能な無線機器という点が今大変注目されております。3GやLTEと比べると通話ができないという面からインターネット特化したサービスではありますが、外でよくスマートフォンやipad等を操作する方にオススメのサービスです。
一般的に外でLTE回線を使うと確かに通信速度は早いのですが、月単位で使用可能な容量が決まっているために動画を見たり音楽をダウンロードしたりするとあっという間に制限がかかってしまい、通信速度がガタ落ちしてしまいますし、何よりも電池の消耗が激しくなってしまいます。
もちろん、最近では無線LANのWi-Fiを無料開放しているスポットも増えてきてはいますが、出先でWi-Fiのサービスが使用できるスポットを都合よく利用できるかはわかりません。しかし、WiMAXは契約した時に「モバイルルーター」というちょっとしたバッグに収納できる大きさの無線通信機器が提供されるため、いつでもどこでもWi-fiを使用する事ができるのです。
そのため、「外でもスマートフォンを遊びたいが、データ容量を突破すると通信速度に制限がかかってしまいとても不便」という不安を持った方にオススメなサービスなのです。
エリア内での気になる通信速度は?
どこでもインターネットができるという大きなメリットがありますが、肝心の通信速度はどうなのか気になる方は多いかもしれません。通信速度は下りで最大220Mbps対応となっておりますが、エリアによっては差が出るのではないかと思います。
しかし、全国平均でも下りの回線速度と70~100Mbpsととても高い水準であり、3Gの下り14Mbpsよりもはるかに高く、エリアによってはLTE(4G)の150Mbpsを超える場所もあります。さらにWiMAXの対応地域は拡大しつつありますので、今のところは速度がLTEよりも劣っていたとしても、将来的にはLTEに匹敵、もしかするとLTEを超える通信速度を手に入れられる可能性があるのです。
速いのに料金が安い
通信速度が圧倒的な速さを持っているWiMAXですが、その分「月額料金も高いのではないか?」という不安があるかと思われます。しかし、UQコミュニケーションズによる月額料金(2016年11月現在)はWiMAX2+で4,380円となっており、しかもこのお値段で通信容量や制限を気にする事無く、外出先でもインターネットが使い放題となるためにとてもお得と言えます。
ただし、契約する料金プランによっては何らかの制限がある事もありますので、特に家族内で大規模なデータをやりとりするネットゲームや、何時間もある映画の動画をダウンロードする方がいる場合は、契約時に必ず制限項目を確認してください。
未対応エリアの人でも安心?
WiMAXはまだまだ登場したばかりのサービスなので、徐々に使用可能エリアを広げつつありますがそれでもまだ対応していないエリアや通信速度が遅いエリアもあります。しかし、そういった方でも決して損をしないようにauのLTE回線が使用可能であるという事です。
そのため、WiMAXが対応していないエリアでもLTEを使う事ができるので、WiMAX未対応エリアや速度が低下するエリアでもLTEによる対応で通信速度低下による不便を感じる事がありません。ただし、LTEはオプションサービスであるために別料金がかかり、かつ容量制限があります。あくまでWiMAXが未対応、通信速度が落ちるエリアに来た時用の手段として使用しましょう。