WiMAXが急に遅くなったら…
WiMAXを提供しているUQコミュニケーションズは公式ホームページにて
- ドーンと広い超速エリア
- 下り最大440Mbps全国に拡大中!
と、高速インターネットをプロバイダとの契約や回線の工事をすることなく全国で利用出来る事をセールスポイントとしています。440Mbpsという通信速度は、光の固定回線には及ばないものの同じ無線通信のスマートフォンの4Gは機種や地域にもよりますが75Mbpsが一般的と見ると6倍近い通信速度となっています。
これは破格の数値とも言えるでしょう。しかし実際にはこの数値に惹かれて契約したのに、使っていたら急に電波状況が悪くなったのか通信速度が遅くなってしまったという声が絶えません。そこで今回はWiMAXの電波が弱く感じた時の対処法を紹介します。WiMAX以外にも、無線通信で流用出来るものもありますので是非ご一読ください。
急に電波が悪くなっても慌てず冷静に
「インターネットが遅くなった…」
見ていたホームページや動画の読み込みが遅くなった時、不安に感じない方はいません。接続先のプロバイダ?WiMAXのルーター?スマートフォン?それともデータ容量?あるいは料金プラン?
様々な原因が考えられますが、まずは慌てず騒がず一つずつ原因を絞り込むのが大事です。原因がある程度絞りこめると、いきなりお客様センター等に問い合わせるよりも後々の対処法や方針を決めるのが非常に楽になります。冷静に一つずつ、調べていきましょう。
急に悪くなった場合の原因には何がある?
数日前、あるいは昨日まで普通にインターネット出来ていたのに今日になってから急に悪くなった…。あるいは全く通信が出来なくなってしまった。そういった急に悪くなった場合の原因や調べる方法はいくつかあります。まずはWiMAX側なのか?スマートフォンやPC側なのか?を切り分けてみましょう。
遅くてもインターネットにつながるか、全く通信自体が出来なくなった場合はまずは今の段階でWiMAXとつないでいるスマートフォンかPC以外に別のスマートフォンやパソコンの端末を用意して、同じWiMAXにつないでみるのが分かりやすい切り分け方です。
そこで別のスマートフォンやPCで通信が出来れば、接続しているスマートフォンやPCに問題が起きていると分かります。しかし別の端末でも同様の症状が出る場合、WiMAX側に何らかの障害が起きていると目星がつけられます。まずはこのようにして、原因を大きく切り分けてみるのが大事です。
他の端末でも全く通信出来なくなった場合は通信停止か障害の可能性が高い
まずは料金が未払いの状態になっていないか確認しましょう。公式ホームページのMy UQから料金プランと支払状況が確認出来るので未払いの状態になっていれば通信が停止された可能性があります。料金の支払いがきちんと出来ている場合は、WiMAXの回線に障害が起きている可能性があります。公式ホームページに障害情報が記載されていないか、場所を移動してインターネットがつながるか試してみましょう。
料金の支払いも出来ているし、障害情報も記載されていない。となると、残る原因はWiMAXのルーターが原因の可能性が非常に高くなります。使っているWiMAXのルーターのアップデートや再起動を行っても改善されない場合は故障の可能性も高いので、この段階でお客様センターに問い合わせると良いでしょう。
通信が遅くなる可能性が最も高いのは3日間10GBの通信容量制限
ネット自体は出来るけど、今日に限って遅いと感じる場合は3日間10GBまでの通信容量制限を超えた事による、速度規制の対象になった可能性があります。WiMAXは月間のデータ容量に関しては制限を設けていませんが、短期間で膨大な通信を行わないように3日間で10GBまでをデータ容量の制限とし、超過した場合は速度規制の対象となります。これも上記のMy UQから確認する事が可能です。
- 通信容量の確認が出来るので10GBを超えていないか
- あるいはハイスピードプラスエリアモードの通信量が7GBを超過していないか
この二点を確認し、超過しているのであれば速度規制となっていますので解除されるまでしばらく待つと良いでしょう。注意点として、3日間10GBの速度規制の時間帯は午後6時から翌日の午前2時までとなっています。2時を過ぎてもまだ通信が遅いと感じたなら、速度規制解除が上手くいっていない可能性がありますので一度WiMAXのルーターを再起動してみるのがオススメです。
WiMAXルーターの一時的な不具合の可能性もある
WiMAXのモバイルルーターは、常に中継地となる接続先を求めて通信しています。バスや電車に乗っていて今まで使っていた中継地との通信が途切れても別の中継地に接続することで、引き続きインターネットが出来る訳です。これは無線通信を行う機器全般に言える事で、WiMAXに限った話ではありません。
厄介なのが、別の中継地への接続が上手くいかない場合があると急に接続が出来なくなったり通信が出来ていても速度が一気に落ちる事があります。そうなった場合はWiMAXのルーターを再起動する事で、新たに通信をやり直す為改善される事があります。「どうもエリア内なのに、この辺りで通信が急に遅くなるな」と感じたら一度再起動を試してみてください。
それでも解決しない場合は接続している機器を調べてみよう
料金の未払いは無し、障害が起きている情報も無し、速度規制の対象外でWiMAXのルーターを再起動しても、通信が遅いままで改善が見られない場合。ここまで調べると、接続しているスマートフォンやパソコン、あるいは見ているWebサイトが原因の可能性もあります。
スマートフォンやパソコンの原因を探るには、まずChromeやInternetExplorerなどのブラウザの履歴やキャッシュの削除を行って再起動を行い、改善されたか確かめましょう。機器に強いのであれば、出荷直後の状態。所謂セーフモードで起動してみて改善されるか確かめてみるのも有効です。セーフモードで改善された場合は、アプリやソフトウェアが原因になります。
また見ようとしているWebサイトだけが重く感じるなら、Webサイトが原因の可能性が高くなるので改善されるまでしばらく待てば良い話となります。この段階まで突き詰めて改善されなかった場合になってから、始めてWiMAXのルーターが遅くなる故障になったかスマートフォン、パソコンが故障した可能性が出てきます。
更に細かく突き詰める事も可能ですが、ここまで調べられたら十分とも言えますので端末の交換や修理の手続きを進めても問題ありません。
まとめ まずは再起動してみよう
ここまで読み進めていただくと「端末の再起動というのがかなり出てきた気がする」「原因が色々ありすぎて難しい」と、思いになるかもしれません。
前述の内容に関してはWiMAXに限らずスマートフォン等の無線通信を行う端末は何も操作していない時もGPSの位置情報や接続先の更新など、様々な情報をやりとりしています。再起動で改めて再接続しなおす事により、症状が改善される事も珍しくありません。もちろん料金未払いによる通信停止や端末そのものの故障など再起動では改善できない事態もありますので、一概に再起動が万能の対処法ではありません。
その場合は言うまでもなく、料金の支払いや端末の修理交換などを行う必要があります。後者に関しては、それだけ原因となる物が増えたので致し方ない部分とも言えます。原因やそれに対する症状は、決して一つではありません。WiMAXがつながらない=WiMAXのルーターがおかしい!とは一概に言えないのがお分かりいただけるかと思います。
ただ、操作自体は少しインターネットで検索出来ればすぐに出てくるものばかりです。決して難しい操作を求められるものはありませんので、一つずつ原因と思われる部分を調べていけば原因にたどり着くことは可能ですので、すぐに電話で問い合わせる前にまずは一度調べてみるのがオススメです。