標準プランは通信速度規制が解除されるまで時間がかかる
標準プランとギガ放題という二つの料金プランの大きな違いとして、通信速度規制の解除のタイミングの違いが挙げられます。標準7GBのプランは、当然ながら7GB以上のデータ容量の通信をしたら、通信速度が規制されてしまいます。そしてその規制が解除されるのは、また新たに計測が開始されることになる翌月1日となるのです。
翌月の1日にならないと通信速度の規制が解除されないということは、もし月のはじめに7GB以上のデータ容量の通信をしてしまったら、そこから一ヶ月くらいは通信速度の規制がかかったまま過ごさないとならないようになるのです。
スマートフォンでLTEのデータ容量の制限を超えてしまって、通信速度の規制にかかったことがある方も多いでしょうから分かるでしょうが、通信速度の規制がかかった状態というのは、通信がすごく遅くなりすごくイライラします。
それがWiMAXという端末で起こったら、間違いなくそのイライラはかなりものとなるでしょう。そんな日々が一ヶ月近く続く可能性があるのですから、それはもはや身体に悪いとすら言えます。
ギガ放題なら規制はかなり限定的
7GB標準プランの規制に対してギガ放題という料金プランの規制はかなり限定的だと言えます。ギガ放題という名前なのに規制があるのかと不思議になる人もいるかもしれませんが、ギガ放題には、何もデータ容量に容量制限があるというわけではありません。容量制限があるのであればそれはもはやギガ放題プランとは呼べませんから。
そういう規制ではなく、ギガ放題の場合は3日間に10GB以上使ったら規制にかかるというような規制があるのです。3日間で10GBというのは、そうそう使えるものではないでしょう。もちろん高画質フル3DCGのようなゲームをしていたら、それくらいすぐに使ってしまう可能性はありますが、なかなかそれにWiMAXでの通信を使うという方はいないでしょう。
だからそもそもあまりこの規制は気にする必要もないのですが、こういう規制があることは事実です。そんなギガ放題の規制は、なんと18時から2時までの間しかかかりません。しかも、当然ながら3日間の合計が10GBを下回ればその日の夜からもうその時間の規制すらもなくなります。
つまり、1日目に7GB使い、次の日に2GB、そして3日目に1GB使ったとしたら、4日目の18時から次の午前2時までは規制にかかりますが、その日の午前3時からはもう規制がなくなるのです。だから、規制の解除もすぐに行われるということになるのです。
そもそも規制にかかりづらいですし、たとえ規制にかかってしまったとしてもすぐに解除されるのですからギガ放題は、通信速度や通信量に関してはノーストレスで過ごせる可能性はかなり高いです。
標準プランはギガ放題より700円程度安い
標準プランとギガ放題プランの違いは、当然料金にも表れてきます。WiMAXの料金は、契約するプロバイダによって変わってはきます。でも、だいたいどんなプロバイダであっても、標準プランの場合は、ギガ放題に比べて700円程度安くなる傾向にあります。700円というと、それくらいしか変わらないのかと思う人もいるかもしれません。
でも、月額における700円というのは意外と大きいと言えるでしょう。月額でだいたい700円違うということは、1年間でだいたい8400円違うということになります。ということはそれを契約しているであろう2年間で、16800円の違いになります。17000円程度違えば、それで良いレストランに行くことだって出来るでしょう。
1回分何かを経験することが出来るくらい違うわけなのですから、ギガ放題が必要なほどデータ容量を使わないかもしれないのであれば、標準プランの方が合っていると言えるでしょう。
パソコンで使うならギガ放題が無難
標準プランにするかギガ放題のプランにするかで一番悩むのは、7GBというのはどのくらいのデータ容量なのかということでしょう。それが一般的にかなり多い量のデータ容量だというのであれば、ギガ放題にする必要なんてないかもしれませんし、もしそれが一般的に少ないと言えるのであれば、ギガ放題にする必要が出てくる人もいるでしょう。
実際のところ7GBという数字は、決して多いとは言えないでしょう。もちろんスマートフォンでしかWiMAXの電波を使わないというのであれば、7GBでも事足りる可能性は高いです。しかし、WiMAXはパソコンで使用するという人も多いでしょう。もしパソコンで使用するなら、7GBはすぐになくなることもあります。
というのも、パソコンで使用するとスマートフォンで使用する時とは違い、高画質で動画が見れたりします。さらに、もちろんちょっと重たいWEBサイトも見やすくなりますし、ゲームなども出来るでしょう。だから、簡単に7GBを超えやすくなるのです。もしパソコンでWiMAXを使うのであれば、ギガ放題の方が無難でしょう。
フル画質動画で1時間1GB以上くらい
フル画質の動画をネットで見た時のデータ通信量は、だいたい1時間分で1GBちょっと位になるでしょう。ということはつまり、6時間分くらいのフル画質の動画を見たら、それだけで7GBという容量は超えてしまう事になるのです。
6時間分ということはつまり、映画3本分くらいです。月に3本くらいであれば、ネットで映画を借りてパソコンでみるという方もいるのではないでしょうか?そういう方はギガ放題にしておいた方が良いでしょう。
パソコンで使わず動画も見ないなら7GBあれば余裕
もしWiMAXをパソコンに対して使用しないのであれば、料金プランは7GBで問題ない可能性が高いでしょう。もちろんスマートフォンでも動画を見ることはあるでしょうが、スマートフォンで見る動画はフル画質ではないことも多いですし、そもそもスマートフォンでそこまで頻繁に長尺の動画を見ることもないでしょう。
スマートフォンで動画を見る場合、多くの人が10分以下の短い動画を見るのではないでしょうか?その場合は、7GBであっても問題なく容量内で過ごせる可能性が高いのです。そして当然、スマートフォンであまり動画を見ないという方も、7GBあればまず足りるでしょう。スマートフォンのデータ通信で一番容量をくうのは間違いなく動画を見ることでしょう。
その一番容量をくう行為をしないのですから、まず7GBを超えることは難しいです。たとえばビデオ電話を日常的に行い、それを毎日数時間すると言うのであれば7GBを超える可能性はありますが、ビデオ電話なんて滅多に使用しないのではないでしょうか?だから、パソコンにWiMAXを使わないような方や、あるいはWiMAXで動画を見る予定の無い方は、7GBのプランで問題ないでしょう。
WEBページは1ページ1MBくらい
動画は、フル画質の場合は一時間で1GBちょっと位だと説明してきましたが、では、一般的なWEBサイトの場合はどのくらい容量をくうのでしょうか?一般的なWEBサイトのデータ量は、だいたい1ページで1MBくらいだと言えます。
1ページで1MB位なのですから、たとえばニュースサイトなどの一般的なWEBサイトの閲覧しかしないのであれば、7GBを消費するためには、7000ページ見ないとならなくなります。
1GBというのは、1000MBのことになりますから、7GBは7000MBとなります。ということは、1ページで1MBしかないWEBサイトで7GB使うには、7000ページものWEBサイトを見ないとならないということになるのです。なかなか一ヶ月でそれだけのWEBページを閲覧する人もいないのではないでしょうか?