端末を置く場所を変える

ギガ放題プランなどで特別データ容量の容量制限に引っ掛かっているわけでもないのにWiMAXの通信速度が遅いというのであれば、その時には端末を置く場所を変えてみると良いでしょう。WiMAXを使用するためには端末が必要になりますが、この端末、なんとなく適当に置いている人も珍しくはないのではないでしょうか?

でも実はこの端末の置き場所というのはすごく重要だったりするのです。なぜならWiMAXの電波は、低いところよりは高いところ、そして端末と電波の間になるべく障害物がないところに端末を置いておいた方が受け取りやすいからです。電波をしっかりと受け取ることが出来ていないと、当然ながらそこから発せられる電波も弱くなってしまい、通信速度も遅くなってしまうでしょう。

せっかく高い料金プランで、制限なしでWiMAXを使用していても、それでは意味がなくなります。もしWiMAXを使用していて通信速度が遅いなと感じたら、きちんと電波を受け取ることが出来るところに端末を移動させてみてください。

電波を受け取りやすいのはどこか

ただそうは言われても、どこならば電波を受け取りやすいのかということが分からない方もいるでしょう。先述の通り電波は、なるべく高いところで、かつ電波と端末の間になるべく障害物がないところの方が受け取りやすいです。ということは、どこに端末を置くべきかという答えは一つになります。

窓の側です。窓の側であれば、電波と端末の間に障害物はないですし、高い位置に端末も置きやすいと言えます。だから、スムーズに電波を受信することが出来るようになるでしょう。ただ窓の側と一口に言っても、その中でさらに電波を受けやすいところとそうではないところがあります。

なので、窓の側の中でも色々と端末を置く位置を変えてみて、その中で一番電波を受け取りやすい場所を探してみてください。そして、せっかくの高い料金プランである使い放題プランの元を取りましょう。

電波を切り替える

WiMAXの端末では、電波帯を切り替えることが出来ます。何もしない状態では、2.4GHzという類の電波が使われているのですが、切り替えれば5.0GHzという電波を使うことが出来るのです。だから、もしデータ容量の容量制限にかかっていないのに通信速度が遅くなったりしたら、電波を切り替えてみてください。

電波は干渉を受けやすいもの

でも、なぜ電波を2.4GHzから5.0GHzに切り替えることで通信速度が改善されたりするのでしょうか?それには、電波の性質が関係しています。電波というのは、実は他の電波の干渉を受けやすいものなのです。

そして、2.4GHzという電波は、特にそうした干渉を受けやすいです。なぜなら、WiMAXの端末以外からもそうした帯域の電波がいろいろと飛んでいることがあるからです。もしそうした他のものの干渉をいちいち受けていたら、そのせいで電波が届きづらくなり、いまいち通信速度が出なくなるのも仕方ないと言えるでしょう。

5.0GHzにも弱点はある

2.4GHzがそうして他の電波の干渉を受けやすいのであれば、最初から5.0GHzの電波を出すようにしてほしいものだと思う方もいるかもしれません。しかし、もちろん5.0GHzの帯域の電波にも弱点はあるのです。それが、2.4GHzの電波に比べて障害物に弱いということになります。だから、端末から遠く離れたりすると、その電波はあまりつながりづらくなるでしょう。

WiMAXを利用してのネット通信の良いところは、家の中のどこにいても比較的に快適にネット通信が出来るというところでしょう。しかし、5.0GHzの電波ではそうしたWiMAXを利用してのネット通信の良いところが消えてしまう可能性があるのです。5.0GHzで快適なネット通信がしたいのであれば、端末の側にいないとならないかもしれません。

もちろんそれは家の構造などにもよりますから、一概にそうだとは言えませんが、そういうことがあるので、最初の段階では2.4GHzにされていたりするのです。ただ、2.4GHzの電波が届きづらい状態にあるのであれば、一度5.0GHzを試してみた方が良いことは間違いないです。

自作のアンテナをつけてみる

データ容量の容量制限を超えていなくても、もしかしたらプロバイダのトラブルの可能性もありますから、通信速度が遅い時には一度プロバイダのHP等を確認してみた方が良いでしょう。それで特にトラブル等が無い時には、自作のアンテナをつけてみると良いでしょう。

制限を超えていないし、プロバイダのトラブルでもないという時には、ここまでに述べてきた通り、電波に関しての問題がある可能性が高いです。なので、自作のアンテナをつけて、より電波を受けやすくしてあげるのです。

ボウルを後ろにあてるだけ

自作のアンテナの作り方は、すごく簡単です。ただ単に、端末の後ろに料理に使うようなボウルを当てるだけです。ボウルを端末に当てると言っても、もちろん端末にボウルをかぶせるようにするわけではありません。そうして端末にボウルをかぶせるようにしてしまうと、そのボウルが端末に届くはずの電波に対しての障害物になってしまいますから逆効果になってしまうでしょう。

そうではなく、端末の後ろにボウルを斜め上に向けておいて、そこで電波を反射して端末にあてるようにするのです。すると端末に電波が集められるので、端末にしっかりと電波を届けることが出来るようになるでしょう。

ボウルを斜めにする置物と端末をセットする置物が必要

当然ですが、そうして端末の後ろの斜めにボウルをセットするのですから、その角度にボウルをセットするための置物と、さらに、そのボウルの中心くらいに端末をセットするための置物が必要になるでしょう。

セットの仕方はいくらでもあります。たとえばキッチンで使うような洗った食器を置いておくものを利用すれば、ボウルをちょうど良くセットすることもできますし、そこに箸を入れる為のものを取り付けたりして、端末をちょうど良い高さにセットすることもできるようになるでしょう。それ用の何かでなくとも、そうして使えるものはたくさんあるので、一度百円ショップに行ってみると良いでしょう。

シンプルに再起動することも必要

理由が分からずWiMAXの通信速度が遅い時には、一度端末を再起動してみるということも必要になります。こうした電子機器は、内部がビジー状態になることもたくさんあります。ビジー状態になってしまっていたら、スムーズに動かなくなるのも当然だと言えるでしょう。

でも逆に言えば、ただそれだけなのであれば、一度電源をオフして、一旦ビジー状態から解放してあげれば、それだけで元に戻る可能性もあるということになります。実際パソコンなどでは何らかのトラブルがそうして再起動することによって改善することが多々あります。WiMAXの端末だって、それが起こることは多々あるのです。

電源をオフにしたらしばらく待つ

再起動するというと、パソコンのように消してそのまま間髪入れずにつけることを想像する方も少なくないでしょう。しかし、WiMAXの端末を再起動する場合、一度電源を切ってからすぐ付けるのではなく、電源を切ったら一旦数分待った方が良いでしょう。もちろんパソコンでもそれは同じことです。

パソコンの場合は再起動ボタンがあるので、間髪入れずにつけることになりがちですが、本当は電源を落としたらしばらく待って、しっかりと休ませて熱を放出した方が良いのです。電子機器の再起動の際には数分待つ方が良いという事は、この機会に覚えておいてください。