ソニーモバイルのXperia Z5 compactからの流れをくむ最新のコンパクトモデル「Xperia X compact」がNTTドコモから販売開始されています。
Xperia X compact(SO-02J)のプロモーション動画はこちらです。
Xperia X compactの海外モデルは先行して販売が開始されていますので、海外モデルを日本に発送してくれる「Etoren」や「Expansys」などのショップで購入することが可能です。
目次
SONY Xperia X Compact スペック比較表
Xperia X compactの国内モデルと海外版SIMフリーモデルとのスペック比較表です。
機種名 | Xperia X comapact SO-02J(国内版) | Xperia X comapact(海外版SIMフリーモデル) |
---|---|---|
ボディカラー | ユニバースブラック、ホワイト、ミストブルー、ソフトピンク | ユニバースブラック、ホワイト、ミストブルー、ソフトピンク |
サイズ(H×M×D) | 約129mm x 65mm x 9.5 mm | 約129mm x 65mm x 9.5 mm |
重量 | 約135g | 約135g |
OS | Android 6.0 | Android 6.0 |
CPU | 2.2 GHz + 1.6 GHz(ヘキサコア) / Qualcomm Snapdragon 650 MSM8956 / GPU: Adreno 510 | 2.2 GHz + 1.6 GHz(ヘキサコア) / Qualcomm Snapdragon 650 MSM8956 / GPU: Adreno 510 |
メモリ/ストレージ | RAM 3GB/ROM 32GB | RAM 3GB/ROM 32GB/64GB |
外部メモリ | microSD、microSDHC、microSDXC(最大256GB) | microSD、microSDHC、microSDXC(最大256GB) |
液晶 | 4.6インチ トリルミナスディスプレイ with X-Reality | 4.6インチ トリルミナスディスプレイ with X-Reality |
解像度 | 720×1280ピクセル(HD) | 720×1280ピクセル(HD) |
カメラ | アウトカメラ:約2300万画素 インカメラ:510万画素 裏面照射積層型CMOSイメージセンサー Exmor RS for mobile | アウトカメラ:約2300万画素 インカメラ:510万画素 裏面照射積層型CMOSイメージセンサー Exmor RS for mobile |
バッテリー | 2,700mAh | 2,700mAh |
SIM | nano SIM×1 Micro SIM×1 (microSDカードスロット併用) | nano SIM×1 Micro SIM×1 (microSDカードスロット併用) |
通信 | 4G: LTE Band 1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20/26/28/38/39/40/41 3G: 800/850/900/1700/1900/2100 MHz GSM: 850/900/1800/1900 MHz | 4G: LTE Band 1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20/26/28/38/39/40/41 3G: 800/850/900/1700/1900/2100 MHz GSM: 850/900/1800/1900 MHz |
Wi-Fi / テザリング | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac |
GPS | ○ | ○ |
Bluetooth | Bluetooth 4.2 | Bluetooth 4.2 |
センサー類 | 加速度センサー、環境光センサー、気圧計、コンパス、指紋、ジャイロスコープ、磁力計、近接センサー | 加速度センサー、環境光センサー、気圧計、コンパス、指紋、ジャイロスコープ、磁力計、近接センサー |
NFC | ○ | ○ |
Felica(おサイフケータイ) | ○ | × |
ワンセグ/フルセグ | ○ | × |
防水/防塵 | 防水(IPX5/8)、防塵(IP6X) | × |
本体価格 | 63.504円(一括) | 49,800円(ROM32GBモデル) 54,500円(ROM64GBモデル) |
Xperia X compactのドコモ版(SO-02J)と海外版SIMフリーモデルとの違い
端末のスペック自体に違いはありませんが、国内版のストレージが32GBに対して海外版SIMフリーモデルの方はストレージが32GB版と64GB版の2種類のラインナップが用意されており端末価格も9,000円~13,000円ほど安くなっています。
一方、ドコモ版のXperia XZ(SO-02J)の海外モデルに無い強みは以下の3点となっています。
- おサイフケータイ(felica)対応
- 防水・防塵対応
- ワンセグ、フルセグ対応
機能面での違いが大きいので上の3点の機能が欲しい場合はドコモ版を選ぶことをおすすめいたします。
上記3点を抜きにしてもハイエンドなカメラ性能はやはり魅力的なので、格安SIMで運用コストをできるだけ下げたいという人は海外モデルのXperia X compactがおすすめです。
Xperia X compactとXperia Z5 compactとの違いは?
まずXperia XcompactとXperia Z5 compactとのスペックの違いを比較表にして見ました。
機種名 | Xperia X compact(国内版) | Xperia Z5 compact (国内版) |
---|---|---|
ボディカラー | ユニバースブラック、ホワイト、ミストブルー、ソフトピンク | ホワイト、グラファイトブラック、ライムゴールド、ローズゴールド |
サイズ(H×M×D) | 約129mm x 65mm x 9.5 mm | 約144㎜×約71㎜×約8.6㎜ |
重量 | 約135g | 約165g |
OS | Android 6.0 | Android 6.0 |
CPU | 2.2 GHz + 1.6 GHz(ヘキサコア) / Qualcomm Snapdragon 650 MSM8956 / GPU: Adreno 510 | 2 GHz + 1.5 GHz(オクタコア)/ Qualcomm MSM8994 Snapdragon 810 / GPU: Adreno 430 |
メモリ/ストレージ | RAM 3GB/ROM 32GB | RAM 3GB/ROM 32GB |
外部メモリ | microSD、microSDHC、microSDXC(最大256GB) | microSD、microSDHC、microSDXC(最大200GB) |
液晶 | 4.6インチ トリルミナスディスプレイ with X-Reality | 4.6インチ トリルミナスディスプレイ with X-Reality |
解像度 | 720×1280ピクセル(HD) | 720×1280ピクセル(HD) |
カメラ | アウトカメラ:約2,300万画素 インカメラ:510万画素 裏面照射積層型CMOSイメージセンサー Exmor RS for mobile | アウトカメラ:約2,300万画素 インカメラ:510万画素 裏面照射積層型CMOSイメージセンサー Exmor RS for mobile |
イメージセンサー | CMOSイメージセンサー、レーザーAFセンサー、RGBC-IRセンサー | CMOSイメージセンサー |
手ぶれ補正 | 5軸手ぶれ補正 | 3軸手ぶれ補正 |
バッテリー | 2,700mAh | 2,700mAh |
省電力、充電機能 | 3段階節電モード付きSTAMINAモード、Ultra STAMINAモード、充電最適化、いたわり充電 | STAMINAモード |
SIM | nano SIM×1 | nano SIM×1 |
通信 | 4G: LTE Band 1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20/26/28/38/39/40/41 3G: 800/850/900/1700/1900/2100 MHz GSM: 850/900/1800/1900 MHz | 4G: LTE Band 1/2/3/4/5/7/8/12/17/20/28/38/40 3G: 850/900/1900/2100 MHz GSM: 850/900/1800/1900 MHz |
Wi-Fi / テザリング | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac |
GPS | ○ | ○ |
Bluetooth | Bluetooth 4.2 | Bluetooth 4.2 |
センサー類 | 加速度センサー、環境光センサー、気圧計、コンパス、指紋、ジャイロスコープ、磁力計、近接センサー | 加速度、近接、指紋認証、環境光、気圧計、コンパス、ジャイロスコープ、磁力計 |
NFC | ○ | ○ |
Felica(おサイフケータイ) | ○ | ○ |
ワンセグ/フルセグ | ○/○ | ワンセグのみ |
防水/防塵 | 防水(IPX5/8)、防塵(IP6X) | 防水(IPX5/8)、防塵(IP6X) |
USBコネクタ | USB Type-C(Quick Charge 3.0対応) | マイクロUSB |
本体価格 | 63.504円(一括) | 販売終了 |
表を見るとCPUがZ5 compactとのSnapdragon 810(MSM8994)からSnapdragon 650(MSM8956)に変更になっており、メモリもXperia X compactの方が3GBと搭載容量が大きく、基本的なスペックからカメラのセンサー回りなどを含め、Xperia X compactになってかなり進化していることがわかります。
Snapdragon 650(MSM8956)とSnapdragon 810(MSM8994)の性能の違いとは
Xperia X compactに搭載されたSnapdragon 650の性能ですが、海外サイトによるとGeekBenchでのテスト結果が大体以下のような成績です。
- Xperia X compact(Snapdragon 650)
- シングルコアスコア:1340
- マルチコアスコア:4030
そして以下がXperia Z5 compactに搭載されたSnapdragon 810のGeekBenchのテスト結果です。
- Xperia Z5 compact(Snapdragon 810)
- シングルコアスコア:1384
- マルチコアスコア:3811
Snapdragon 810の方がシングルスコアの成績がわずかに良いですが、マルチコアの成績ではSnapdragon 650の方がSnapdragon 810を200ほど上回る成績となっており、トータルではSnapdragon 650の方が高性能だと言えそうです。
Xperia X compactの新搭載のイメージセンサーでさらなる高画質化へ
カメラの画素数こそZ5 compactから変更はありませんが、Xperia X compactではカメラのイメージセンサーが従来のCMOSイメージセンサーに加えて、レーザーAFセンサー、RGBC-IRセンサーの2つが新しく追加され合計3つの「トリプルイメージセンシング技術」により、あらゆるシチュエーションでの撮影が快適にさらに写真画質もアップしています。
また、動画撮影時の手ぶれ補正が従来の3軸から業界初となる5軸にアップしたことによりさらに高画質で手ぶれに強い仕様に生まれ変わっています。
動画撮影ならやっぱりXperiにアドバンテージがありますね。
Xperia X compactのバッテリーの寿命を最大2年間延ばす新技術「いたわり充電」とは?
ソニーモバイルはQnovo社(米国)と共同開発した充電の最適化技術が前機種のXperia X Performanceから新たに取り入れられており、この技術を使うことでバッテリーの寿命をこれまでの2倍に延ばすことが可能となっています。
さらにXperia XZ、X compactから新搭載された「いたわり充電」を組み合わせることで、バッテリーのさらなる長寿命化を実現しています。
そもそもスマホのバッテリーの劣化の大きな原因の1つとして「過充電」が挙げられます。
とくに就寝時など長時間にわたってバッテリーがフル充電され続けている状態でバッテリーの劣化は進むのですが、この「いたわり充電」を使えば、ユーザー個人の生活習慣(スマホを長く充電している時間帯)を学習することにより充電速度を調節し、バッテリー容量が100%で充電し続けられる時間帯をできるだけ短くするようにコントロールしてくれます。
逆に言えば、生活サイクルの不規則な人は「いたわり充電」の機能をうまく使いこなすことができないかもしれません。
スマホのスペックの進化が徐々に緩やかになりつある昨今では、スマホのスペック面での不満よりもバッテリーの劣化により電池が持たないというバッテリー面での不満により新しい機種を購入する動機になることが多いのも事実です。
購入したスマホを長く使い続けたいという人には「いたわり充電」はとても嬉しい機能ではないでしょうか。
USBコネクタはクイックチャージ3.0対応のUSB Type-Cに変更
あと、USBコネクタの形状がこれまでのマイクロUSBからクイックチャージ3.0対応のUSB Type-Cに変更になっており、これまで使用していたマイクロUSBケーブルが使えなくなっているのでその点は注意が必要です。
海外サイトでのXperia X comapact、Xperia Z5 compactの価格比較
Xperia X compactのSIMフリーモデル、Xperia Z5 compactのSIMフリーモデルのそれぞれの販売価格は以下のとおりです。
- Etoren(イートレン)
- Xperia X compact(32GBモデル):47,861円(関税込)
- Xperia Z5 compact:¥48,007(関税込)
- Expansys(エクスパンシス)
- Xperia X compact:54,500円(関税抜き)
- Xperia Z5 compact(32GBモデル):44,800円(関税抜き)
上記に加えてEtorenでは配送料が、Expansysでは送料と関税が加算されますので概ね4,000円程度の追加料金が発生します。
SIMフリー版Xperia X compact 購入の際の注意点とは
現在海外で販売されているXperia X compactは日本国内で使用するための技適マークが表示されていません。
そのため日本国内にて使用する場合、通信には問題なくとも電波法に違反する事になりますのでご注意下さい。
海外のSIMフリースマホを国内で使用したことにより電波法違反で処罰された事例はこれまでありませんが、購入の際はあくまで自己責任でお願いいたします。
SIMフリー版Xperia X compactを格安SIMで使う場合
国内のキャリアの使用周波数帯は以下の表をご覧ください。
バンド数 | 周波数帯 | ドコモ系のMVNO | au系のMVNO | 使用キャリア |
---|---|---|---|---|
1 | 2-2.1Ghz帯 | LTE | LTE | ドコモ/au/ソフトバンク |
3 | 1.7Ghz帯 | LTE | × | ドコモ/ソフトバンク/ワイモバイル |
6 | 800MhZ帯 | W-CDMA | ドコモ | |
8 | 900Mhz帯 | × | × | ソフトバンク(W-CDMA、LTE) |
9 | 1.7Ghz帯 | ワイモバイル(W-CDMA) | ||
11 | 1.5Ghz帯 | × | LTE | au/ソフトバンク(W-CDMA) |
18 | 800Mhz帯 | × | LTE | au |
19 | 800Mhz帯 | LTE | × | ドコモ |
21 | 1.5Ghz帯 | LTE | × | ドコモ |
26 | 700MHz帯 | LTE | au | |
28 | 700Mhz帯 | LTE | LTE | ドコモ/au |
41 | 800MHz帯 | UQ(TD-LTE)/WCP(TD-LTE) |
SIMフリー版のXperia X compactを格安SIMを挿して使う場合ですが、Xperia X compactの対応LTEバンド帯は以下のとおりです。
4G LTE Band: 1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20/26/28/38/39/40/41
1 、3、19とドコモのLTE周波数帯をカバーしているのでドコモ回線のMVNOを利用すると全国的に電波を掴みやすいでしょう。
Xpria X compactをキャリアと格安SIMで2年間使った場合のトータルコストの違いを知りたい方は以下の記事をお読みください。
[clink url=”https://www.simfree-life.jp/xperia-x-compact%e3%81%afsim%e3%83%95%e3%83%aa%e3%83%bc%e7%89%88%e6%a0%bc%e5%ae%89sim%e3%81%8c%e5%ae%89%e3%81%8f%e3%81%a6%e3%81%8a%e5%be%97%e3%81%aa%e4%bb%b6/”]
管理人おすすめのMVNOを1つ紹介しておきます。
auとドコモの両回線対応で柔軟性が魅力のmineo
mineoは関西電力グループのケイ・オプティコムが運営しており、au回線、ドコモ回線両方に対応したマルチキャリアMVNOとして有名。
使える端末が幅広く、家族でau端末、ドコモ端末とバラバラの場合でもそろって移行しやすいのが利点です。
家族間でパケットシェアが可能で、家族割り引き、複数回線割り引きなどの各種割り引きサービスも嬉しい。
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月額料金ですが、音声通話をほとんど使わず、LINEの無料通話などで済ませているので1,750円程度で済んでいます。
mineoの料金プランやサービスについてさらに詳しく知りたい方は以下の記事をお読み下さい。
[clink url=”https://www.simfree-life.jp/mineo%e3%81%ae%e9%80%9f%e5%ba%a6%e3%80%81%e8%a9%95%e5%88%a4%e3%80%81%e6%96%99%e9%87%91%e3%80%81%e4%bb%8a%e5%ae%9f%e6%96%bd%e4%b8%ad%e3%81%ae%e3%82%ad%e3%83%a3%e3%83%b3%e3%83%9a%e3%83%bc%e3%83%b3/”]
まとめ
Xperia Z5 compactと比較するとXperia X compactはスペック面、カメラ性能面で大きな進化を見せており旧機種を使っているユーザーにとっては買い換える価値のある良機種だと言えそうです。
海外モデルのSIMフリー版のXperia X compactに関しては技適マーク表示の問題から現在は日本国内の使用に法律的な制限がある上、おサイフケータイ、フルセグ、防水、防塵等の機能が利用できないのでその点には注意が必要です。
それらが使えなかったとしても、大きくブラッシュアップされた最新のカメラ性能は魅力的なのは間違いありません。
最新のカメラを搭載したXperiaを格安SIMで安く運用したい人は、以下の2ショップで購入を検討されてみてはいかがでしょうか。
以下のXperia関連のまとめ記事もご参考にお読みください。
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[clink url=”https://www.simfree-life.jp/xperia-xz%e3%81%afsim%e3%83%95%e3%83%aa%e3%83%bc%e7%89%88%e6%a0%bc%e5%ae%89sim%e3%81%8c%e5%ae%89%e3%81%8f%e3%81%a6%e3%81%8a%e5%be%97%e3%81%aa%e4%bb%b6/”]
[clink url=”https://www.simfree-life.jp/xperia-x-performance%e3%82%82%e3%82%84%e3%81%a3%e3%81%b1%e3%82%8asim%e3%83%95%e3%83%aa%e3%83%bc%e7%89%88%e6%a0%bc%e5%ae%89simmvno%e3%81%8c%e5%ae%89%e3%81%8f%e3%81%a6%e3%81%8a%e5%be%97%e3%81%aa/”]
2017年に入り、各社がSIMフリースマホを次々に投入した結果、その数はおよそ30機種以上にまで増えています。
色々と迷いたくない方、厳選したオススメ8機種のみを知りたい方は以下の記事をお読み下さい。
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現在発売されている格安スマホ・SIMフリースマホのまとめについては以下の記事をご覧ください。
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主な格安SIM22社のサービス比較・まとめについては以下の記事をご覧ください。
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