6月24日よりドコモ、au、ソフトバンクという3大キャリア全てから発売されたSonyのスマートフォンXperia X Performance。
先日のXperiaアンバサダーミーティングの記事でも触れた通り、デザイン、カメラをはじめとしたSonyの技術がいかんなく注ぎ込まれた国産スマートフォンの決定版とも言うべき機種です。
その注目度は言うに及ばずですのでもう既に手にした人も多いと思いますが、現在購入を検討している人のために、Xperia X Performanceを各キャリアで2年間使った際の支払総額とSIMフリー版をMVNOで運用した際のトータルコストを計算してみました。
もしも、計算が間違えている部分があればご指摘下さい。
各キャリアの計算についてはXperia X PerformanceをMNPで購入したと仮定した時のシミュレーションです。
目次
- 1 docomoでXperia X Performance(SO-04H)を購入した場合
- 2 auでXperia X Performance(SOV33)を購入した場合
- 3 ソフトバンクでXperia X Performanceを購入した場合
- 4 Xperia X Performance(SIMフリー)端末料金(2017/2/21)
- 5 mineoでXperia X Performanceを2年間使用した際の料金シミュレーション
- 6 LINEモバイルでXperia X Performanceを2年間使用した際の料金シミュレーション
- 7 Xperia X PerformanceにおすすめのMVNO(格安SIM)サービス
- 8 Xperia X Performanceの技適に関する注意点について
- 9 まとめ
docomoでXperia X Performance(SO-04H)を購入した場合
- 月額料金
- カケホーダイライトプラン:1,836円
- SPモード:324円
- データMパック(5GB):5,400円
- 合計:7,560円
- ※カケホーダイライト:1回5分までの通話が無料(回数制限なし)
- Xperia X Performance(SO-04H)端末料金
- Xperia X Performance 本体価格:90,072円
- 端末購入サポート:69,336円
- 機種分割料金(24回):864円
- 月々サポート(24ヶ月):0円
- 実質端末料金:20,736円(月額864円)
- 月額料金合計:7,560円+864円=8,424円
- 24ヶ月支払総額:202,176円
- 参考:Xperia XZ(SO-04H)(ソニーモバイル公式)
- 参考:ドコモ「お支払いシミュレーション」(NTTドコモ公式)
- 参考:ドコモ下取りプログラム(NTTドコモ公式)
- ※ドコモのXperia X Performanceは端末購入日から6か月以上経過でSIMロック解除可能
- ※SIMロック解除なしでドコモ回線のMVNOで使用可能
ドコモのXperia X Performanceを格安SIMで使う場合
ドコモのXperia X Performanceは対応周波数の都合上、ドコモ回線の格安SIMで使うのがおすすめです。
ドコモ回線の格安SIMで使う場合はSIMロック解除は不要でそのままSIMを入れ替えて使うことが可能です。
おすすめの格安SIM業者は回線速度が安定している「mineo」「LINEモバイル」です。
auでXperia X Performance(SOV33)を購入した場合
- 月額料金
- スーパーカケホプラン:1,836円
- LTE NET:324円
- データ定額5(5GB):5,400円
- 合計:7,560円
- ※スーパーカケホ:1回5分までの通話が無料(回数制限なし)
- Xperia X Performance(SOV33)端末料金
- Xperia X Performance本体価格:54,000円(分割支払総額)
- 機種分割料金(24回):2,250円
- MNPau購入サポート(24ヶ月):-1,575円(総額37,800円)
- 実質端末料金:16,200円(月額675円)
- 月額料金合計:7,560円+675円=8,235円
- 24ヶ月支払総額:197,640円
- 参考:Xperia X Performance(SOV33)(ソニーモバイル公式)
- 参考:お支払いシミュレーション(au公式)
- 参考:下取りプログラム(au公式)
auのXperia X Performanceを格安SIMで使う場合
auのXperia X Performanceは対応周波数の都合上、au回線の格安SIMで利用するのがベターです。
au回線に対応した代表的な格安SIMは「mineo」「UQモバイル」「IIJmio」の3つとなっており回線速度の速いUQモバイルが最もおすすめとなります。
UQモバイルについての詳細は以下の記事もお読み下さい。
[clink url=”https://www.simfree-life.jp/uqmobile/”]
auのXperia X PerformanceのSIMロック解除について
auから購入されたXperia X Performanceであれば契約者以外でも誰でもSIMロック解除が可能です。
解約後も無期限でいつでもSIMロック解除に対応してもらえる親切設計となっています。
通常のSIMロック解除の場合はオンライン上で無料で解除できるのですが、契約解除後のXperia X PerformanceのSIMロック解除をする場合は、必ずauショップに手続きに行く必要があり、SIMロック解除手数料を取られてしまうのでご注意下さい。
手続きの際は、SIMロック解除手数料の他に身分証名証が必要です。
ソフトバンクでXperia X Performanceを購入した場合
- 月額料金
- 通話し放題ライトプラン:1,836円
- S!ベーシックパック:324円
- データ定額標準(5GB):5,400円
- 合計:7,560円
- ※スーパーカケホ:1回5分までの通話が無料(回数制限なし)
- Xperia X Performance端末料金
- Xperia X Performance本体価格:93,120円(分割支払総額)
- 機種分割料金(24回):3,880円
- 月月割(24ヶ月):-3,031円(総額72,744円)
- 実質端末料金:20,376円(月額849円)
- 月額料金合計:7,560円849円=8,409円
- 24ヶ月支払総額:201,816円
- 参考:Xperia X Performance(ソニーモバイル公式)
- 参考:お支払いシミュレーション(ソフトバンク公式)
- 参考:乗り換え下取りプログラム(ソフトバンク公式)
- ※softbankのXperia X Performanceは購入から180日後にSIMロック解除可能
ソフトバンクのXperia X Performanceを格安SIMで使う場合
ソフトバンクのXperia X Performanceは対応周波数の都合上、LTEバンド1(2.1Ghz帯)、3(1.7Ghz帯)が使えるドコモ回線のMVNOで使用が可能です。
ただ、バンド1は日本全国をカバーしていますが、バンド3は東京、大阪、名古屋などの大都市しかカバーしていないためそれ以外の地方ではバンド1のみの対応となり地域、場所によっては電波が入らないことも十分あり得るのでその点はご注意下さい。
ソフトバンクのXperia X PerformanceのSIMロック解除について
ソフトバンクのXperia X Performanceの場合、SIMロック解除手続きは契約者本人でないと行えません。
また、ソフトバンクのXperiaは解約されてから3ヵ月を経過すると永久にSIMロック解除が不可能となりますのでご注意下さい。
オンライン上でSIMロック解除が可能ですが、ソフトバンク店舗でのSIMロック解除手続きの際は、SIMロック解除手数料の他に身分証名証が必要です。
Xperia X Performance(SIMフリー)端末料金(2017/2/21)
SIMフリー版Xperia X Performanceの端末の取り扱い店は複数ありますがおすすめは下記のエクスパンシスとetorenの2店舗です。
エクスパンシスで端末を購入した際にかかる関税は、商品代金の70%に対して8%かかります。
エクスパンシスで7万円以上の商品は送料が無料になります。
- エクスパンシス
- 端末料金:50,800円+送料1,400円+関税2,844円(※)=55,044円
- etoren(イートレン)
- 端末料金:52,703円+送料2,041円=54,744円(関税込み)
mineoでXperia X Performanceを2年間使用した際の料金シミュレーション
- 月額料金(mineoの場合)
- mineo ドコモプラン/デュアルタイプ(3GB):月額1,728円
- mineo ドコモプラン/デュアルタイプ(5GB):月額2,280円
- MNP事務手数料:3,000円(初回のみ)
- 月額料金合計:1,728円
- 24カ月料金合計:1,728円×24カ月+3,000円=44,472円(3GB)
- 24カ月料金合計:2,280円×24カ月+3,000円=57,722円(5GB)
- Xperia X Performance端末価格:55,044円(エクスパンシス)/ 54,744円(etoren)
- 24ヶ月支払総額(3GB):995,165円(エクスパンシス)/ 99,216円(etoren)
- 24ヶ月支払総額(5GB):112,766円(エクスパンシス)/ 112,466円(etoren)
LINEモバイルでXperia X Performanceを2年間使用した際の料金シミュレーション
SIMフリー版Xperia X PerformanceにLINEモバイルのコミュニケーションフリープラン(データ3GB、5GB)+音声通話で2年間使用した時の料金シミュレーションは以下となります。
- 月額料金(LINEモバイルの場合)
- コミュニケーションフリープラン3GB(音声通話+SMS):月額1,825円(税込み)
- コミュニケーションフリープラン5GB(音声通話+SMS):月額2,397円(税込み)
- MNP事務手数料:3,000円(初回のみ)
- 24カ月料金合計:1,825円×24カ月+3,000円=46,800円(3GB)
- 24カ月料金合計:2,397円×24カ月+3,000円=60,528円(5GB)
- Xperia X Performance端末価格:55,044円(エクスパンシス)/ 54,744円(etoren)
- 24ヶ月支払総額(3GB):101,844円(エクスパンシス)/ 101,544円(etoren)
- 24ヶ月支払総額(5GB):115,572円(エクスパンシス)/ 115,272円(etoren)
Xperia X Performanceは大半のMVNOで使えますが、auの3G帯は非対応(LTEは対応)ですのでdocomo系がおすすめとなります。
Xperia X PerformanceにおすすめのMVNO(格安SIM)サービス
auとドコモの両回線対応で柔軟性が魅力のmineo
今回もmineoが一押しのMVNOとなっています。
mineoは関西電力グループのケイ・オプティコムが運営しており、au回線、ドコモ回線両方に対応したマルチキャリアMVNOとして有名。
使える端末が幅広く、家族でau端末、ドコモ端末とバラバラの場合でもそろって移行しやすいのが利点です。
家族間でパケットシェアが可能で、家族割り引き、複数回線割り引きなどの各種割り引きサービスも嬉しい。
mineoは管理人も音声通話+データ3GBのプランを1年ほど使っており、特に不満な点も無いので自信を持っておすすめできます。
月額料金ですが、音声通話をほとんど使わず、LINEの無料通話などで済ませているので1,750円程度で済んでいます。
mineoの料金プランやサービスについてさらに詳しく知りたい方は以下の記事をお読み下さい。
[clink url=”https://www.simfree-life.jp/mineo%e3%81%ae%e9%80%9f%e5%ba%a6%e3%80%81%e8%a9%95%e5%88%a4%e3%80%81%e6%96%99%e9%87%91%e3%80%81%e4%bb%8a%e5%ae%9f%e6%96%bd%e4%b8%ad%e3%81%ae%e3%82%ad%e3%83%a3%e3%83%b3%e3%83%9a%e3%83%bc%e3%83%b3/”]
LINEモバイル SNSデータ消費ゼロが魅力
LINEモバイルはメッセンジャーアプリLINEでおなじみのLINE株式会社が運営する格安SIMです。
回線はドコモで、回線速度については当サイトでも定期的にチェックしていますが、UQモバイルには及ばないものの格安SIM全体の中ではトップクラスに迫る速度が出ています。
LINEモバイルの場合は、まだサービスを開始して間もないこともあり、ユーザー数が他の格安SIM業者と比べて少ない(回線が空いている)事も考慮に入れておいたほうが良さそうですが、現時点においてはかなりおすすめできる格安SIMと言えるでしょう。
LINEモバイルのメリットの1つとして、他のMVNOではできないLINEの年齢確認を登録することが可能な点です。
年齢確認を登録することにより、LINEアプリで友達をID検索することが可能になるのでLINEのヘビーユーザーにとっては利便性が高いです。
LINEモバイルのメリットの2つめとして、LINEやtwitter、FacebookといったSNSでの通信費が無料(=データ使用量としてカウントされない)になることが挙げられます。
月1GBのデータ通信が使えて月額500円のLINEフリープランでは、LIENアプリのメッセージや写真投稿だけでなく、LINE通話、ビデオ投稿などもデータ使用量に一切カウントされないので、LINEのヘビーユーザーにはかなり嬉しいプランとなっています。
また、LINEフリープランの上位のコミュニケーションフリープランを選ぶと、LINEにプラスしてTwitter、Facebook、Instagram使用時のデータ通信量が一切カウントされなくなるのでSNSのヘビーユーザーにオススメです。
LINEモバイルのサービス内容、料金プラン、キャンペーンなどについての詳しい情報はこちらにまとめています。
[clink url=”https://www.simfree-life.jp/linemobile/”]
Xperia X Performanceの技適に関する注意点について
過去のXperiaの海外モデルでは日本の技適マークがついていた事もあったのですが、Xperia X Performanceの海外モデルには現在技適マークがありません。
技適マークのない端末を日本国内の通信会社と契約をして使用する場合、通信には問題なくとも電波法に違反する事になります。(海外の通信会社と契約した旅行者が日本国内で使用するケースは許容されています)
購入そのものは問題ありませんが、使用についてはあくまで自己責任でお願いいたします。
まとめ
SIMフリー版のXperia X performanceを格安SIMで運用すると、各キャリアの2年分の料金と比較した場合、ほぼ半額までコストを抑えることができます。
よく言われる事ですが、キャリアの端末代は実質負担金という名目で割安もしくは無料で手に入れる事ができるかのように語っていますが、トータルのコストで見れば利用者は端末代以上の負担を支払わされています。
さらに選択可能なはずのプランに制限があったり(docomoでは「カケホーダイライトプラン」を選択すると「データSパック」を選べない)安い組み合わせを制限さえしています。
もちろんキャリアはインフラそのものを整備していますし、全国数多くのショップで取り扱いがありサポートも受けられる利便性もあります。
ただキャリアとMVNOの価格差はおおよそ月4,200円、年間約5万円。2年間で約10万円の差が出てきます。
キャリアでなければならない理由がその差額に等しいものであれば、キャリアを使い続けるのもいいでしょう。
しかしこのキャリアの料金形態に疑問がある人、高すぎだと感じている人は迷わずSIMフリー端末+MVNOの組み合わせを選択するのをおすすめします。
[clink url=”https://www.simfree-life.jp/sony-xperia-simfree/”]
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2017年に入り、各社がSIMフリースマホを次々に投入した結果、その数はおよそ30機種以上にまで増えています。
色々と迷いたくない方、厳選したオススメ8機種のみを知りたい方は以下の記事をお読み下さい。
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現在発売されている格安スマホ・SIMフリースマホのまとめについては以下の記事をご覧ください。
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主な格安SIM22社のサービス比較・まとめについては以下の記事をご覧ください。
[clink url=”https://www.simfree-life.jp/%e6%a0%bc%e5%ae%89sim22%e7%a4%be%e3%81%ae%e3%83%97%e3%83%a9%e3%83%b3%e4%be%a1%e6%a0%bc%e5%be%b9%e5%ba%95%e6%af%94%e8%bc%83%ef%bc%81%e3%81%82%e3%81%aa%e3%81%9f%e3%81%ab%e5%90%88%e3%81%a3%e3%81%9f/”]