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ソニーモバイルのフラッグシップスマートフォン「Xperia XZ Premium」がついに日本でも販売されました。
2015年に発売されたXperia Z5 Premium以来となる4Kディスプレイ搭載スマホで、CPUやカメラ、メモリなど全てにおいてXperia史上最高の性能を誇っています。
日本国内の大手キャリアでは唯一ドコモのみが取り扱っていて、SIMフリー版は海外モデルを日本に発送してくれる「Etoren」や「Expansys」などのショップで購入することが可能です。
この記事では海外版のSony Xperia XZ Premiumについて性能、機能、価格や国内版との違い、前機種との比較など気になるところをまとめてみました。
端末選びの参考にしていただければ幸いです。
目次
SONY Xperia XZ Premiumのスペック
Xperia XZ Premiumのスペックは以下の通りです。
| 機種名 | Xperia XZ PREMIUM （海外版） |
|---|---|
| ボディカラー | ディープシーブラック、ルミナスクロム、ブロンズピンク |
| サイズ (H×M×D) | 約 156mm× 77mm× 7.9mm |
| 重量 | 約 195g |
| OS | Android 7.1 |
| CPU | Qualcomm Snapdragon 835 2.4GHz＋1.9GHz 8コア |
| メモリ／ストレージ | RAM 4GB ／ ROM 64GB |
| 外部メモリ | microSD(256GB ） |
| 液晶 | 約 5.5 インチ トリルミナスディスプレイ |
| 解像度 | 3840×2160 （ 4K HDR ） |
| カメラ | アウトカメラ：約 1920 万画素 インカメラ： 1320 万画素 |
| バッテリー | 3,230mAh |
| SIM | nano SIM×2 |
| 通信 | 4G: LTE Band 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/ 19/20/26/28/29/32/38/39/40/ 41 3G: 800/850/900/1700/1900/2100 MHz GSM: 850/900/1800/1900 MHz |
| DSDS | 国内版：× 海外版：〇 (デュアルSIM版のみ対応) |
| Wi-Fi / テザリング | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac |
| GPS | ○ |
| Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
| センサ類 | 加速度センサ、周囲光センサ、eCompass 、 指紋センサ、ジャイロスコープ、 磁力計、近接センサ |
| NFC | ○ |
| Felica （おサイフケータイ） | 国内版：〇 海外版：× |
| ワンセグ / フルセグ | 国内版：〇/〇 海外版：×/× |
| 防水 / 防塵 | 〇（ IPX5/8 ）/〇（ IP6X ） |
| 市場価格 | 73,000円程度 |
まずSoCはQualcomm社の最新SoC、Snapdragon835。
現状では最新最高の性能を持ち、他社でもハイエンド製品に搭載されているSoCです。
デスクトップPCのCPUに匹敵する性能を持っており、Androidでも最高の動作環境を実現できます。
メモリは4GB、ストレージも64GBで十分な容量です。
Xperia XZ Premiumの特徴の一つでもあるディスプレイは解像度が3840×2160の4K HDRディスプレイとなっていて、4KかつHDR（ハイダイナミックレンジ）のディスプレイがスマホに搭載されるのはこの機種が初めてとなっています。
液晶そのものもソニーのスマホではおなじみのトリルミナスディスプレイを搭載していて、他社の液晶ディスプレイよりもコントラストに優れた美しい映像を表示することが可能です。
Xperia XZ Premiumはフラッグシップモデルにふさわしい最高クラスのスペックを実現しています。
Xperia XZ Premiumの国内モデルと海外版SIMフリーモデルとの違いとは？
端末のスペックはほとんど同じですが機能面で違いがあり、まずおサイフケータイとワンセグに対応しているかどうかが異なります。
海外SIMフリー版はおサイフケータイとワンセグには対応していませんが、国内版はどちらにもしっかりと対応しています。
またSIMフリー版はシングルSIM版とデュアルSIM版があり、デュアルSIM版はデュアルSIMデュアルスタンバイ(2回線同時待ち受け)機能を使うことができます。
おサイフケータイやワンセグが欲しいという方は国内版、そうでない人でDSDS機能が使いたい人はSIMフリー版のデュアルSIM版、どちらもいらない人はシングルSIM版という形になりそうです。
Xperia XZ PremiumとXperia Z5 Premiumの比較
SONYの4Kスマホといえば、2015年に発売したXperia X5 Premiumがあります。
Xperia XZ PremiumとZ5 Premiumとのスペックの違いを比較表にしてみました。
| 機種名 | SIMフリー版 Xperia XZ Premium | SIMフリー版 Xperia Z5 Premium |
|---|---|---|
| ボディカラー | ディープシーブラック、 ルミナスクロム、ブロンズピンク | ブラック、クロム、 ゴールド、ピンク |
| サイズ (H×M×D) | 約 156mm×77mm×7.9mm | 約 154.4mm×76.0mm×7.8mm |
| 重量 | 約 195g | 約 180g |
| OS | Android 7.1 | Android 5.1 |
| CPU | Qualcomm Snapdragon 835 2.4GHz+1.9GHz 8コア | Qualcomm Snapdragon 810 2GHz+1.5GHz 8コア |
| メモリ／ストレージ | RAM 4GB ／ ROM 64GB | RAM 3GB / ROM 32GB |
| 外部メモリ | microSD(256GB ） | microSD(200GB) |
| 液晶 | 約 5.5 インチ トリルミナスディスプレイ | 約 5.5 インチ トリルミナスディスプレイ |
| 解像度 | 3840×2160 （ 4K HDR ） | 3840×2160 （ 4K ） |
| カメラ | アウトカメラ：約 1920 万画素 インカメラ： 1320 万画素 | アウトカメラ：約 2300 万画素 インカメラ：約 510 万画素 |
| バッテリー | 3,230mAh | 3,430mAh |
| SIM | nano SIM×2 | nano SIM × 2 |
| 通信 | 4G: LTE Band1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/ 19/20/26/28/29/32/38/39/40/ 41/ 3G: 800/850/900/1700/1900/2100 MHz GSM: 850/900/1800/1900 MHz | 4G: LTE Band1/2/3/4/5/7/8/12/17/ 20/38/39/40/41 / 3G: 850/900/1900/2100 MHz GSM: 850/900/1800/1900 MHz |
| Wi-Fi / テザリング | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac | IEE 802.11 a/b/g/n/ac |
| GPS | ○ | ○ |
| Bluetooth | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 4.1 |
| 接続 | USB Type-C | micro USB |
| センサ類 | 加速度センサ、周囲光センサ、eCompass 、 指紋センサ、ジャイロスコープ、 磁力計、近接センサ | 加速度センサ、環境光センサ、eCompass 、 指紋センサ、ジャイロスコープ 磁力計、近接センサ |
| NFC | ○ | ○ |
| Felica （おサイフケータイ） | × | × |
| ワンセグ / フルセグ | × | × |
| 防水 / 防塵 | 〇（ IPX5/8 ）/〇（ IP6X ） | 〇（ IPX5/8 ）/〇（ IP6X ） |
| 本体価格 | 83,900 円 | 45,845 円 |
表を見ると発売期間が1年半以上経っていることもあり、Xperia XZ PremiumのほうがZ5 Premiumよりも高い性能を誇っているのが分かります。
ディスプレイは同解像度の4Kディスプレイですが、XZ PremiumはHDRにも対応しており、より明るく鮮やかな液晶になりました。
CPU、メモリ、ストレージ容量が向上し、USBコネクタもmicro USBからUSB Type-Cに変更されました。
カメラについては背面カメラの画素数は下がっていますが、その代わり後述のスーパースロー撮影が可能なのと前面カメラの画素数が飛躍的に伸びているので、総合的にはXZ Premiumに軍配が上がります。
バッテリー容量こそ少しだけ減っていますが、それ以外の面ではほぼすべての部分でXZ PremiumはZ5 Premiumから進化していると言えます。
現在Z5 Premiumを使っている人でも、乗り換える価値は十分にあるでしょう。
Xperia自慢のカメラがXZ Premiumではさらに進化
Xperiaシリーズの代名詞でもあるカメラがXZ Premiumではさらに進化しています。
1920万画素数のイメージセンサ搭載したメインカメラでは、SONYが新開発した「Motion Eye カメラシステム」によって1秒960コマのスーパースロー映像が撮れる「スーパースローモーション」や撮影前に画像を記録する「先読み撮影」など、これまでのスマホにはなかった撮影が可能になっています。
インカメラも1,300万という高い画素数を誇り、自撮り写真も美しく撮影できます。
しかも22mmの広角レンズを採用しているので、大人数で撮影したり、背景を入れた写真を撮影したりすることができます。
Sony Xperia XZ Premiumのメリット・デメリット
Sony Xperia XZ Premiumのメリットは以下の通りです。
- 世界初となる4K HDRディスプレイ
- 最高クラスのスペック
- Motion Eyeカメラシステムを搭載
- 防水・防塵機能あり
- ワンセグ・フルセグ・おサイフケータイに対応(国内版のみ)
Xperia XZ Premium最大のメリットといえばやはりHDR対応の4Kディスプレイでしょう。
高解像度の写真や4K動画を、これまで以上に楽しむことができます。
性能面でもCPU、メモリ、ストレージなどハイスペックな構成で、発売時点では最強のAndroidスマホと呼ぶにふさわしい性能を有しています。
Xperiaシリーズ自慢のカメラも進化を遂げています。
新しく搭載されたMotion Eyeカメラシステムによってスーパースローモーション撮影や先読み撮影など、これまでのスマホカメラの域を超えた撮影モードを体験できます。
一瞬でピント合わせができる高速のAFや、5軸手振れ補正なども搭載しているほか、4K動画の撮影も可能で、高精細で美しい動画を4Kのディスプレイで楽しむことができます。
Sony Xperia XZ Premiumのデメリットは以下の通りです。
- 価格が高め
Xperia XZ PremiumはこれまでのXperiaにあったデメリットが大きく改善されており、デメリットらしいデメリットはほとんどありません。
強いて言うなら、価格は約70,000円前半と、SIMフリースマホとしては少し高い事です。
ただしその分だけ完成度の高いスマホになっているため、それだけの価値は十分にあると言えます。
海外サイトでのXperia XZ PREMIUMの価格比較
Xperia XZ PREMIUMのSIMフリーモデルの販売価格は以下のとおりです。
- Etoren（イートレン）：74,188円（関税込）
- Expansys（エクスパンシス） ：73,100円
上記に加えてEtorenでは配送料が、Expansysでは送料と関税が加算されますので概ね4,000円程度の追加料金が発生します。
※Expansysでは7万円以上の商品については送料が無料となります。
ハイエンドスマホとして見れば価格もお手ごろなので、購入者の満足度はかなり高いのではないでしょうか。
SIMフリー版Xperia XZ Premium 購入の際の注意点、技適マークについて
SIMフリー版Xperia XZ Premiumはワンセグやおサイフケータイがないことを除くと使い勝手は国内版と同じですが、技適マークは現在ありません。
今後のアップデートで海外版にも技適が付く可能性はありますが、現状では日本国内にて使用する場合、電波法に違反する事になります。
技適マークのないスマホを使っていたことで摘発されたり没収されたという話は今のところ聞いたことがありませんし、短期滞在の外国人観光客には技適マークのないスマホの日本国内での利用も許可されています。
もちろん購入することは違法でもなんでもなく、秋葉原などの一部のショップでは輸入して店頭販売しているところもあるくらいなので何も問題はありません。
購入して持っているのはOK、SIMを挿して使うのはNGとなると覚えておくといいでしょう。
SIMフリー版Xperia XZ PREMIUMの対応バンドについて
SIMフリー版の対応バンドは国内ではどの会社のものに対応しているのでしょうか？
国内のキャリアの使用周波数帯は以下の表をご覧ください。
| バンド数 | 周波数帯 | ドコモ系の MVNO | au 系の MVNO | 使用キャリア |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 － 2.1Ghz 帯 | LTE | LTE | ドコモ /au/ ソフトバンク |
| 3 | 1.7Ghz 帯 | LTE | × | ドコモ / ソフトバンク / ワイモバイル |
| 6 | 800MhZ 帯 | W-CDMA | ドコモ | |
| 8 | 900Mhz 帯 | × | × | ソフトバンク（ W-CDMA 、 LTE ） |
| 9 | 1.7Ghz 帯 | ワイモバイル（ W-CDMA ） | ||
| 11 | 1.5Ghz 帯 | × | LTE | au/ ソフトバンク（ W-CDMA ） |
| 18 | 800Mhz 帯 | × | LTE | au |
| 19 | 800Mhz 帯 | LTE | × | ドコモ |
| 21 | 1.5Ghz 帯 | LTE | × | ドコモ |
| 26 | 700MHz 帯 | LTE | au | |
| 28 | 700Mhz 帯 | LTE | LTE | ドコモ /au |
| 41 | 800MHz 帯 | UQ （ TD-LTE ） /WCP （ TD-LTE ） |
SIMフリー版Xperia XZ Premiumの対応LTEバンド帯は1 、3、19とドコモのLTE周波数帯をカバーしているのでドコモ回線のMVNOを利用すると全国的に電波を掴みやすいでしょう。
ソフトバンク系も3Gの900MHz帯以外は対応しているのでほぼ周波数はカバーできています。
auは3G帯は非対応、LTEもband11などの郊外で使うバンドが未対応でau VoLTEに対応している可能性も低いのでauやau系の格安SIMでの使用には向いていないでしょう。
まとめ
Xperia XZ Premiumは非常に完成度が高い4Kスマホです。今まで4Kスマホを使っていた人にとっては待ちに待った端末と言えます。
4KのみではなくHDRにも対応しており、スマホでは最高レベルの画質で写真や動画を楽しむことができます。
ディスプレイ以外にもCPUやメモリ、ストレージ、カメラなど、どれをとっても最高クラスの実力を持っているため、2017年前半～中盤にかけてのハイスペックスマホでは、Xperia XZ Premiumが安定の選択肢と言っていいでしょう。
Xperia XZ PremiumのSIMフリー版は以下のサイトで取り扱っています。
取り扱い1：EXPANSYS(エキスパンシス)
取り扱い2：Etoren(イートレン)
2017年に入り、各社がSIMフリースマホを次々に投入した結果、その数はおよそ30機種以上にまで増えています。
色々と迷いたくない方、厳選したオススメ8機種のみを知りたい方は以下の記事をお読み下さい。
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現在発売されている格安スマホ・SIMフリースマホのまとめについては以下の記事をご覧ください。
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主な格安SIM22社のサービス比較・まとめについては以下の記事をご覧ください。
[clink url=”https://www.simfree-life.jp/%e6%a0%bc%e5%ae%89sim22%e7%a4%be%e3%81%ae%e3%83%97%e3%83%a9%e3%83%b3%e4%be%a1%e6%a0%bc%e5%be%b9%e5%ba%95%e6%af%94%e8%bc%83%ef%bc%81%e3%81%82%e3%81%aa%e3%81%9f%e3%81%ab%e5%90%88%e3%81%a3%e3%81%9f/”]