ワイモバイルは携帯キャリアのソフトバンクが運営している格安SIMです。
auに対するUQモバイルと同じく、ソフトバンクのサブブランドという位置づけです。
ワイモバイルは積極的なTVCM展開を行っていて、キャラクターのふてニャンも人気を博し格安SIMの中でもかなりの知名度を誇っています。
加えてソフトバンク系格安SIMの受け皿が現状少ない事もあり、今利用者を順調に伸ばしています。
今回はワイモバイルの基本的な情報をまとめていきたいと思います。
格安SIMを検討する際の参考にお使い下されば幸いです。
目次
Y!mobile(ワイモバイル)ってそもそもどういう会社?
前述しましたが、ワイモバイルはソフトバンクが運営している格安SIMです。
元々はソフトバンクが買収したウィルコムとイーモバイルという携帯電話会社が母体となっています。
ソフトバンクと、この2社が持っていた通信網の両方が使えるため「ソフトバンクのエリア+ワイモバイル独自のエリア」で使う事ができます。
ソフトバンクが運営していることもあってか実質的にキャリアとほぼ同等の速度やサービスで使う事ができるのにも関わらず、キャリアよりも価格が安いのがワイモバイルの最大の特徴といっていいでしょう。
なお格安SIMサービスを行っている会社をMVNOを呼ぶことがありますが、このMVNOは独自の通信網を持たずキャリアのものを使っているところを指すので、ワイモバイルの場合はあてはまりません。
また2017年3月現在、ワイモバイル以外にソフトバンク系の格安SIMサービスを実施しているところはほぼありませんでしたが、現在は日本通信(b-mobile)やユーモバイルなどがデータ通信の格安SIMサービスを開始しています。
ただ音声通話も可能なのはワイモバイルやワイモバイル回線を使っている格安SIMだけです。
そのためソフトバンクの端末を使っている人が音声通話ができる格安SIMを使おうとした時は、ワイモバイルもしくはユーモバイル、ロケットモバイルなどのワイモバイル回線を使ったプランがあるものを選ぶことになります。
Y!mobile(ワイモバイル)のプランの料金
ワイモバイルのプランと料金は以下のようになっています。
ワイモバイル(Y!mobile)基本プラン・料金
月額基本料 | データ容量 | 無料通話 | 契約期間 (自動更新) | |
---|---|---|---|---|
スマホプランS | 1,980円~※1 | 2GB※2 | 10分以内の通話 (回数無制限) | 2年 |
スマホプランM | 2,980円~※1 | 6GB※2 | 10分以内の通話 (回数無制限) | 2年 |
スマホプランL | 4,980円~※1 | 14GB※2 | 10分以内の通話 (回数無制限) | 2年 |
データプランS | 1,980円~ | 1GB | 通話なし | 3年 |
データプランL | 3,696円~ | 7GB | 通話なし | 3年 |
ケータイプランSS | 934円 | なし | ワイモバイル/ソフトバンクへの 1時~21時の通話は無料 | 2年 |
ケータイプラン | 1,381円 | 7GB | ワイモバイルへの通話は24時間無料 | 3年 |
※価格はすべて税別
※1「スマホプラン割引」「ワンキュッパ割」適用後の価格
※2 契約から2年間のデータ容量2倍を適用した値
ワイモバイルの通話プランはどれも10分以内の無料通話が回数無制限でついているのが特徴です。
一般的に格安SIMは通話が高い、通話オプションが少ないと言われがちです。
2016年から各社とも話し放題のオプションやプランを提供しはじめてはいるものの、通話に関してはワイモバイルが一番と言えるでしょう。
その反面データプランに関しては、他の格安SIMと比べると使える容量に対して割高感があります。
他の格安SIMと違ってガラケー用のプランがあるのも特徴ですが、ガラケーはキャリアでも安く運用できるのでガラケーのみの利用はメリットが少なめです。
これらの基本プランには契約期間の縛りのないベーシックプランがあるのですが、通常のプランに比べてかなり割高になっていますので、特別な事情がない限りは通常プランにした方が良さそうです。
Y!mobile(ワイモバイル)のメリット・デメリット
ワイモバイル(Y!mobile)のメリット
- 10分以内の通話がかけ放題
- 月額1,000円のオプションで時間無制限かけ放題
- データの通信速度が速い
- 数少ないソフトバンク系格安SIMの一つ
- Yahoo!プレミアムが無料で使える
- 全国に多数展開している実店舗で即時開通が可能
ワイモバイルは10分以内の通話がかけ放題で、通話に強い格安SIMです。
データ通信はキャリアとそん色ない速度が出ており、通信速度が遅いと言われがちな格安SIMの中では大きなメリットです。
加えてスマホプランとデータプランは特典としてYahoo!プレミアムが無料で使えるので、有料で使っている人はその分お得になります。
また現状では数少ないソフトバンク系の格安SIMのため、ソフトバンクから移りたい人への有力な選択肢です。
契約に関しては全国各地にあるワイモバイルの実店舗で即日MNPや開通の手続きが可能です。
ワイモバイル(Y!mobile)のデメリット
- 縛り期間が長く自動更新
- ソフトバンクからのMNPの場合割高になる(ただし現在キャンペーン中)
- ソフトバンク端末でもSIMロック解除が必要
- 他の格安SIMに比べると料金に対してデータ量が少な目
ワイモバイルは契約の縛り期間が長く、2年もしくは3年の契約期間があります。
更に自動更新なので、契約更新月以外の解約は契約解除料として9500円が発生します。
他の格安SIMではデータSIMは縛りなし、通話SIMでも1年縛りでその後はいつ解約しても契約解除料は取られないところが多いのに比べると、キャリアに近い不自由さがあります。
また数少ないソフトバンク系の格安SIMでありながらソフトバンクからのMNPでは割引の一部が適用されず、新規契約やソフトバンク以外からのMNPよりも1,000円割高になります。
ただし2017年3月1日より5月31日までの期間中はソフトバンクやディズニーモバイルからのMNPでも同じ割引が適用されるキャンペーンを行っていますので、ソフトバンクからのMNPをお考えの人はキャンペーン期間中に手続きをするのが良さそうです。
また2017年3月中に日本通信がソフトバンク系の格安SIMサービスを開始する予定なので、そちらのサービス内容や料金がわかってから検討するのも一つの手です。
ソフトバンクの端末はワイモバイルで使えるのですが、使用にはSIMロック解除が必要です。
これについては今後必要ないよう改善していく方向ですので、いずれはソフトバンク端末であればそのまま使えるようになるでしょう。
さらにワイモバイルは他の格安SIMと同等の料金でも使えるデータ量が少なめです。
もちろんかけ放題も込みの価格としてみれば決して割高ではないのですが、通話をあまりしない人は他の格安SIMよりも結果的に割高になってしまうこともありますので、通話とデータをどれくらい使うのかを確認してから契約しましょう。
ワイモバイル以外の格安SIM各社のプラン内容と料金、特徴の比較は以下の記事にまとめていますので、こちらもご覧ください。
[clink url=”https://www.simfree-life.jp/%e6%a0%bc%e5%ae%89sim22%e7%a4%be%e3%81%ae%e3%83%97%e3%83%a9%e3%83%b3%e4%be%a1%e6%a0%bc%e5%be%b9%e5%ba%95%e6%af%94%e8%bc%83%ef%bc%81%e3%81%82%e3%81%aa%e3%81%9f%e3%81%ab%e5%90%88%e3%81%a3%e3%81%9f/”]
Y!mobile(ワイモバイル)で実施中のキャンペーン(2018年6月現在)
ワイモバイルにて現在実施中の主なキャンペーンは以下の通りです。
【実施期間】終了期日未定
【特典内容】最大600円が24カ月割引
このキャンペーンは音声プランの「スマホプラン」を新規もしくは乗り換え(MNP)で契約する人を対象に、24カ月の料金が割引になるというものです。
割引額はプランによって異なり、以下のようになっています。
- スマホプランS…9,600円(400円×24カ月)
- スマホプランM・L…14,400円(600円×24カ月)
このキャンペーンは終了期日が未定ですが突然終了する可能性もありますので、契約する人はお早めに手続きをすることをおすすめします。
【実施期間】終了期日未定
【特典内容】プランのデータ容量が2年間2倍
これは「スマホプラン」を新規もしくは乗り換え(MNP)で契約する人を対象に、契約したプランのデータ容量が2年間2倍になるというものです。
それぞれのプランのデータ容量は以下のようになります。
- スマホプランS…1GB→2GB
- スマホプランM…3GB→6GB
- スマホプランL…7GB→14GB
データ量をあまり使わない人は一番安いスマホプランSにしてプラン料金を節約し、多く使う人はスマホプランMやLで使えるデータ量を増やすというのが基本的な利用法でしょう。
2年目以降は月額500円プラスすることで毎月のデータ通信量2倍を維持できます。
キャッシュバックキャンペーンとの併用も可能なので、新規契約する人はほぼ対象になるキャンペーンです。
こちらは家族割引サービスへ加入、かつ複数回線を同月内に契約しすると、2回線目以降1台につき5,000円が料金から差し引かれるというものです。
(料金が5,000円以下の場合残りの割引分は翌月に持ち越し)
ワイモバイルは最大9回線まで契約できるので、かなりの大家族でもまとめることが可能です。
下記の家族割引サービスも実施中なので、これを機に家族のスマホの支払いを一本化してさらにお得に運用してみてはいかがでしょうか。
2台目以後は毎月500円割引!ワイモバイルの家族割サービス
ワイモバイルの家族割サービスは複数回線を申し込むと2回線目から料金が毎月500円引きされるというもので、契約し続ける限り毎月500円が割引されます。
割引後の価格は以下の通りです。
- スマホプランS…1,980円※→1,480円
- スマホプランM…2,980円※→2,480円
- スマホプランL…3,980円※→3,480円
※ワンキュッパ割(1年間料金から1,000円割引)適用時の料金
こちらはキャンペーンではなく割引サービスですが、家族のスマホまとめてキャンペーンと合わせて割引が適用されますので、通常の家族割+まとめてキャンペーンが適用できる今は更にお得になっています。
ワンキュッパ割
ワイモバイルが現在実施している「ワンキュッパ割」は加入翌月から12カ月間基本使用料が1,000円割引となるキャンペーンです。
キャンペーン適用後の基本月額料金は以下になります。
- スマホプランS…2,980円※→1,980円
- スマホプランM…3,980円※→2,980円
- スマホプランL…4,980円※→3,980円
このキャンペーンは2016年から長期に渡って行われているキャンペーンなのでご存知の方も多いと思います。
CMでは主にワンキュッパ割が含まれた価格が提示されていて、キャンペーンというよりは基本サービス化してしまっていますが、とりあえず現在の価格はキャンペーン割引が適用された価格であることは頭の片隅に入れておいてもいいでしょう。
キャンペーンの終了期日は未定ですが、ワンキュッパ割込みの価格が周知されているので突然終了するということはまずないと思われます。
「おうち割」キャンペーンはワイモバイルとソフトバンクの行っている光接続サービスや電力サービスを同時に契約するとワイモバイルの料金が割引になるというものです。
こちらも同時に契約している間はずっと割引が発生します。
契約内容と割引は以下のようになります。
SoftBank AirまたはSoftBank 光とワイモバイルの同時契約の場合
- スマホプランS…毎月500円割引
- スマホプランM…毎月700円割引
- スマホプランL…毎月1,000円割引
- データプランL/Pocket WiFiプラン2…毎月500円割引
※Pocket WiFiプラン2(ベーシック)は対象外
おうちでんきとワイモバイルの同時契約の場合
- スマホプランS/M/L…毎月100円割引
- データプランL/Pocket WiFiプラン2…毎月100円割引
※25カ月目以後は毎月50円引き
光回線との同時契約が割引額が高いので、すでにこれらのサービスを使っている人や検討していた人は同時契約することを考えてみてはいかがでしょうか。
もちろん他のキャンペーンとの併用も可能です。
こちらは2018年6月1日(金)~2018年7月1日(日)の期間中、ソフトバンクの電力サービス「おうちでんき」に申し込みをすると初回請求時の「でんき代」から最大で3,000円(税抜)を割引するというものです。
こちらはスマホと言うより電気代の割引ですが、「おうち割」キャンペーンを利用する予定のある人はこのキャンペーンのことも頭にいれておきましょう。
その他のワイモバイルのキャンペーンは以下の記事にまとめていますのでこちらもご覧ください。
[clink url=”https://www.simfree-life.jp/ymobile-campaign/”]
ワイモバイル(Y!mobile)で現在取り扱っている端末
ワイモバイルで現在取り扱っている端末は以下の通りです。
※各端末のリンクをクリックすると当サイト内の端末紹介記事に飛びます
- iPhone 6s
- iPhone SE
- Android One X1
- Android One S2
- Android One S1
- 507SH,Android One
- HUAWEI nova lite for Y!mobile
- Nexus 6P
- Nexus 5X
- AQUOS CRYSTAL Y2
- AQUOS Xx-Y
- DINGO E
- LUMIERA
ワイモバイルはSIMフリースマホを扱っていることが多い他の格安SIMとは違って、独自の端末を用意しています。
概ねエントリー~ミドル程度の性能で、ハイスペックモデルは取り扱っていません。
またSIMロックがかかっている端末もありますので、他の格安SIMで使う場合は注意が必要です。
Y!mobileのiPhone SEとUQモバイルとの比較記事は以下をご覧ください。
[clink url=”https://www.simfree-life.jp/iphone-se-mvno/”]
ワイモバイル(Y!mobile)まとめ
ワイモバイルはかけ放題により通話に強く、またソフトバンクのサブブランドとしての安心感もある格安SIMです。
通話をよく使う人、データ通信の速度にこだわる人、またソフトバンクから格安SIMへの乗り換えなどの際には検討されてみてはいかがでしょうか。
ワイモバイルは以下のリンクから契約が可能です。
失敗しない格安SIMの選び方についてのまとめは以下の記事をお読み下さい。
[clink url=”https://www.simfree-life.jp/%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%81%AA%E6%A0%BC%E5%AE%89sim%E6%A5%AD%E8%80%85%E3%81%AE%E9%81%B8%E3%81%B3%E6%96%B9/”]
主な格安SIM22社のサービス比較・まとめについては以下の記事をお読みください。
[clink url=”https://www.simfree-life.jp/%e6%a0%bc%e5%ae%89sim22%e7%a4%be%e3%81%ae%e3%83%97%e3%83%a9%e3%83%b3%e4%be%a1%e6%a0%bc%e5%be%b9%e5%ba%95%e6%af%94%e8%bc%83%ef%bc%81%e3%81%82%e3%81%aa%e3%81%9f%e3%81%ab%e5%90%88%e3%81%a3%e3%81%9f/”]
格安SIMのデータ無制限の「使い放題プラン」のまとめについては以下の記事をお読みください。
[clink url=”https://www.simfree-life.jp/%E6%A0%BC%E5%AE%89sim%E3%81%AE%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E7%84%A1%E5%88%B6%E9%99%90%E3%81%AE%E4%BD%BF%E3%81%84%E6%94%BE%E9%A1%8C%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%81%8A%E3%81%99%E3%81%99/”]
格安SIMのかけ放題・通話定額のまとめについては以下の記事をお読みください。
[clink url=”https://www.simfree-life.jp/%E6%A0%BC%E5%AE%89sim%E3%81%AE%E9%80%9A%E8%A9%B1%E5%AE%9A%E9%A1%8D%E3%81%AE%E3%81%8A%E3%81%99%E3%81%99%E3%82%81%E3%81%AF%EF%BC%9Fmvno13%E7%A4%BE%E5%BE%B9%E5%BA%95%E6%AF%94%E8%BC%83/”]