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ソフトバンクが運営しているワイモバイルはドコモ、au、ソフトバンクの三大キャリア(以下キャリア)に近いサービスを提供していながら、料金はそれらよりも安い格安SIMです。
そんなワイモバイルですが、端末とのセット契約だけでなくSIMのみの契約も可能です。
SIMのみで契約すると、端末を買い替えなくていいため余計な費用を使わずに格安SIMへ移行することができます。
この記事ではワイモバイルのSIMを使うことのメリットや移行方法の流れ、お得なキャンペーンについてまとめました。
格安SIMの検討にお使いいただければ幸いです。
目次
ワイモバイルでSIMを契約して使うメリット
ワイモバイルでSIMのみを契約して使うことで、以下のようなメリットを受けることができます。
- 余計な端末を買わなくて済む
- 料金はキャリアの半額以下
- 快適な通信速度
- 無制限のかけ放題がある
- キャリアメール相当のメールアドレスがもらえる
それぞれを順番に説明します。
1.余計な端末を買わなくて済む
ワイモバイルはSIMのみで契約できるためキャリアなどで使っていた端末を引き続き使う、もしくはSIMフリー端末を購入して使うことができます。
キャリアは端末購入に割引があり一見安く買えるようですが、実際は高いプラン料金に転嫁されているだけでトータルで見れば安いわけではありません。
端末代を払い終えるとその高額なプラン料金のみを払い続けることになり、さらにコスパが低下します。
基本の料金が高いので、端末を買って割引を適用しなければさらに損になるという構図です。
実際には現在の端末に不満がなかったり機種変の手間が面倒だったりで2年きっちりで乗り換えない人も多くいるため、高いと思いながら月7~8千円もの料金を払っている人も多いでしょう。
その点ワイモバイルなど格安SIM全般は基本のプラン料金そのものが安くなっていますので、端末を長く使えば使うほどキャリアとの差額は大きくなります。
また2年の契約や割引などに縛られず必要がある時だけ買い替えられるようになるので、結果的に使う金額も少なくなります。
スマホを購入する際も2年トータルでみればキャリアで購入するよりもほとんどのケースで得になるので、金銭的なデメリットはほぼないと言っていいでしょう。
[clink url=”https://www.simfree-life.jp/iphone-x-simfree-mvno/”]
[clink url=”https://www.simfree-life.jp/xperia-x-compact%E3%81%AFsim%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E7%89%88%E6%A0%BC%E5%AE%89sim%E3%81%8C%E5%AE%89%E3%81%8F%E3%81%A6%E3%81%8A%E5%BE%97%E3%81%AA%E4%BB%B6/”]
2.料金はキャリアの半額以下
前述しましたが、キャリアに比べて格安SIMは端末の割引などはあまりない代わりに基本の料金が安くなっています。
どれくらい違うのか、それぞれの料金を簡単に比較してみましょう。
ワイモバイルの基本プランの料金は以下の通りです。(価格はすべて税込)
月額基本料 | データ容量 | 無料通話 | 契約期間 (自動更新) | |
---|---|---|---|---|
スマホプランS | 1年目:2,138円 2年目以後:3,218円 | 2GB※ | 10分以内の通話 (回数無制限) | 2年 |
スマホプランM | 1年目:3,218円 2年目以後:4,298円 | 6GB※ | 10分以内の通話 (回数無制限) | 2年 |
スマホプランL | 1年目:5,378円 2年目以後:6,458円 | 14GB※ | 10分以内の通話 (回数無制限) | 2年 |
※データ容量2倍オプション適用後の容量
対してドコモなどの大手キャリアの主要なプラン料金が以下となります。
ドコモ | au | ソフトバンク | |
---|---|---|---|
最低月額料金 | 5,940円(2GB) | 5,687円(3GB) | 5,292円(1GB) |
5GB | 7,560円 | 6,037円 | 7,560円 |
20GB | 8,640円 | 7,177円 | 8,640円 |
※ドコモ‥カケホーダイライト+パケットパックの価格
※au‥スーパーカケホ+データ定額の価格
※ソフトバンク‥スマ放題ライト+データ定額の価格
ドコモなどの大手キャリアでは一番安いプランにしても5,000円以上かかるので、ワイモバイルに移行すれば半額以下に抑えることができます。
主要プランでの価格差はかなり大きいため、ほとんどの人はワイモバイルに移行する事で通信費をかなり安くすることができます。
キャリアの格安プランとの比較
auやソフトバンクでは端末割引がない代わりに料金が格安になるプランがあります。
こちらとも比較してみましょう。
au ピタットプラン | ソフトバンク ワンキュッパ割 | |
---|---|---|
1GB | 1年目:2,138円 2年目以後:3,218円 | 1年目:2,678円 2年目以後:3,758円 |
2GB | 1年目:3,218円 2年目以後:4,298円 | なし |
3GB | 1年目:4,298円 2年目以後:5,378円 | なし |
5GB | 1年目:5,378円 2年目以後:6,458円 | なし |
※かけ放題なしの最安価格
※ワンキュッパ割はソフトバンクの光回線を同時利用で発生する「おうち割 光セット」を除いた価格
ピタットプラン1GBの価格はワイモバイルのスマホプランSと同価格です。
しかしワイモバイルは10分のかけ放題がついているので、5分のかけ放題のスーパーカケホをつけた場合500円アップし、データ容量も2GB使うと1000円アップします。
そのためワイモバイルに近いデータ容量2GB+5分かけ放題にした場合ワイモバイルよりも1,500円高くなります。
またソフトバンクのワンキュッパ割はデータ定額ミニ(1GB)でしか適用されません。
私は家と職場にwifi環境がありデータ通信のほとんどをwifiでまかなっていますが、それでも移動中や外出中の通信で1GB~1.5GBくらいは毎月使っているのでほとんどの人は1GBでは足りないでしょう。
さらに「ワンキュッパ割」の名前通り料金を1980円にしようとすると、光回線を同時契約しないといけないためハードルが上がるのも難点です。
キャリアの格安プランは価格面ではワイモバイルに近いですが、使えるデータ容量などで比較するとやはりワイモバイルに軍配が上がります。
3.快適な通信速度
一般的に格安SIMは通信速度が遅く、昼12時台などの人が多い時間帯では速度がかなり低下します。
しかしワイモバイルはau系のUQモバイルと並び、それ以外の格安SIMよりも圧倒的に速いのが大きな利点です。
当サイトの計測では平均30~40Mbps、最も遅くなる昼でも20Mbps前後を計測していて、キャリアと比べてもほぼそん色ない速度です。
特に昼12時台など他の格安SIMが遅くなる時間帯も全く速度が落ちないので、使い勝手は抜群と言っていいでしょう。
[clink url=”https://www.simfree-life.jp/mvno-sim-speedtest-2018-02/”]
4.時間無制限のかけ放題がある
ワイモバイルは通常のスマホプランにある5分のかけ放題に加え、オプションで時間無制限のかけ放題「スーパー誰とでも定額」(月1,080円)があります
こちらは格安SIMでは唯一通常の電話回線を使った時間無制限のかけ放題です。
大手キャリアでは無制限のかけ放題を使えますが、格安SIMは3分、5分、10分といった時間限定のかけ放題がほとんどです。
現在新規申し込みが可能な時間無制限のかけ放題があるのはワイモバイルともしもシークス、イオンモバイルの3社となっていますが、イオンモバイルはIP電話のため電話番号が別になり、もしもシークスはプレフィックス回線で海外の回線を経由するため、固定電話にかけた際番号通知ができないという欠点があります。
その点ワイモバイルは通常の電話回線を使うため、アプリを使ったりすることもなく通常の電話をかけるのと全く同じ音質や使い勝手でかけ放題が使えます。
キャリアを使っている人の中には通話が弱いことを理由に格安SIMに移行しない人もいますが、ワイモバイルであれば通話と速度というキャリアの一番の利点をほぼ損なうことなく格安SIMに移行できます。
[clink url=”https://www.simfree-life.jp/nolimit-kakeho/”]
5.キャリアメール相当のメールアドレスが使える
キャリアメール相当のメールアドレスについてはあまりピンとこない方もいらっしゃるかと思います。
ほとんどの格安SIMでメールアドレスを作ることができますが、その多くはいわゆるPCメールと同じものです。
そのため、相手の携帯やスマホにメールを送っても迷惑メールフィルターで弾かれたり、オンラインバンキング等にメールアドレスを登録する時に使えなかったりします。
ワイモバイルで取れるアドレスはキャリアメールと同じ扱いなので、そういったことはなくほぼ同じように使うことができます。
ワイモバイルはキャッシュバックキャンペーンでさらに安くなる
さらにワイモバイルでは現在音声プランの「スマホプラン」を新規もしくは乗り換え(MNP)で契約する人を対象に、最大20,000円がキャッシュバックされるキャンペーンを実施中です。
キャッシュバック額はプランによって異なり、以下のようになっています。
- スマホプランS…10,000円
- スマホプランM/L…20,000円
これを月額料金で相殺した場合、スマホプランSでは月約416円、スマホプランMとLでは月約833円の割引に相当します。
キャッシュバックと月額料金を相殺した価格は以下の通りです。
月額基本料 | |
---|---|
スマホプランS | 1年目:1,722円 2年目以後:2,802円 |
スマホプランM | 1年目:2,385円 2年目以後:3,465円 |
スマホプランL | 1年目:4,545円 2年目以後:5,625円 |
通常のプラン料金で比べればワイモバイルよりも安い料金の格安SIMもありますが、キャッシュバック分を引いて比べればそれらと比較しても見劣りしません。
元々のワイモバイルのメリットである通信速度やかけ放題を考えれば、最強に近い格安SIMと言っていいでしょう。
以下のバナーをクリック(タップ)して行けるワイモバイルのオンラインストアで契約すればキャッシュバックが適用されます。
このキャンペーンについては以下の記事に詳しくまとめていますのでよろしければこちらもご覧ください。
[clink url=”https://www.simfree-life.jp/ymobile-campaign/”]
データSIMなら月980円で使えるスターターキットがおススメ
キャンペーンなどは音声SIMのみ適用ですが、データSIMを使いたいという人はワイモバイルのスターターキットを使うのもいいでしょう。
このワイモバイルスターターキットは1000円前後で売られていて、パッケージ代を払えば3000円の事務手数料がかからないのでお得です。
さらに公式サイトのデータプランには載っていないデータ1GB月980円のプランを使えるので、安くワイモバイルを使いたい人にはうってつけのパッケージとなっています。
スターターキットは下記のリンクから購入できます。
実際にSIMを使用してみたレポート記事もありますのでよろしければこちらもご覧ください。
[clink url=”https://www.simfree-life.jp/y-mobile-sim-review/”]
ワイモバイルのSIMのみの契約と使用開始までの流れ
ここではワイモバイルでSIMを契約し、引き続き使う場合のオンラインストアでの契約や準備することなど全体の流れをご紹介します。
なおオンラインストアやその後の手続きに不安がある人はワイモバイルの店舗で直接契約するのがいいでしょう。
店舗の場所は公式サイトで調べられます。
1.SIMロック解除(キャリアの端末を使う場合)
キャリアで購入した端末を使いたい場合は、移行前に端末のSIMロックを解除します。
SIMフリー端末を使う場合は必要ありませんので、次の「2.ワイモバイルSIMの契約」からお読みください。
iPhoneであれば全ての会社の周波数に対応しているので、SIMロックを解除すればどの格安SIMでも使えます。
Androidの場合は機種ごとに使える周波数が違うので、以下のリンクにある動作確認ページで自分の端末が動作するか確認しましょう。
他社が販売する携帯電話をワイモバイルで利用する(Y!mobile公式)
SIMロック解除する場合、各社のマイページから自分でやるのと、ドコモショップなどの店舗に持ち込んでやってもらうのと二つの方法があります。
マイページから行う場合は無料でできますが、店舗でSIMロックを解除してもらう場合は手数料が3,000円必要です。
スマホを使える人であればマイページからの解除はそれほどハードルが高くないでしょうから、まずは自分で解除にチャレンジして、無理そうならショップでやってもらいましょう。
参考:2015年5月以降に発売された機種の手続き(ドコモ公式)
参考:SIMロック解除のお手続き(au公式)
参考:ソフトバンクの携帯電話を他社で利用する/SIMロック解除(ソフトバンク公式)
2.ワイモバイルSIMの契約
SIMロックが解除できたらワイモバイルSIMを契約します。
前述しましたが、新規契約もしくはドコモもしくはauからのMNPで契約すると最大20,000円のキャッシュバックキャンペーンが適用されます。
ワイモバイルの契約はこちら(キャッシュバックキャンペーンページ)
この後は入力内容の確認、重要説明事項の確認を経て契約完了します。
契約手続きが完了すれば、本人確認書類や入力情報に不備がないかの審査を経てSIMカードが配送されます。
参考:お申込みからご利用開始までの流れ(Y!mobile公式)
3.APN設定
SIMが到着したらスマホに差し込み、APN設定をします。
Android端末の場合は「設定」→[その他の設定]→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」→「:」から「新しいAPN」もしくは「+」をタップして以下の情報を入力します。
設定項目 | 入力内容 |
---|---|
APN | plus.acs.jp |
ユーザー名 | ym |
パスワード | ym |
MCC | 440 |
MNC | 20 |
認証タイプ | CHAP |
設定項目 | 入力内容 |
---|---|
MMSC | http://mms-s |
MMSプロキシ | andmms.plusacs.ne.jp |
MMSポート | 8080 |
APNタイプ | default,mms,supl,hipri |
入力後は「:」→「保存」をすれば設定したAPNが追加されますので、「アクセスポイント名」で選択すれば完了です。
参考:[ Android ] 他社が販売する携帯電話をワイモバイルで利用するには?(Y!mobile公式)
iOSのAPN設定は以下のアドレスにsafariでアクセスするとAPN設定プロファイルがダウンロードされ、自動でAPNが設定されます。
参考:APN設定用の構成プロファイル(Y!mobile公式)
契約手続きにかかる時間は、発送などの待ち時間を除けば色々加味しても恐らく1~2時間でしょう。
実際にやってみればそれほど大きな手間でもありませんので、この機会に安SIMへ移行して通信費を節約しましょう!
まとめ
以上、ワイモバイルでSIMのみを契約するメリットや、ワイモバイルに移行するための大まかな手順などをご紹介しました。
ワイモバイルの強みはキャリアよりも格段に安い月額料金、完全かけ放題、昼12時台でも落ちない通信速度、キャッシュバックキャンペーンの4つが大きなところです。
現在キャリアを「速度が速い」「かけ放題を使いたい」という理由で使い続けていて、端末を2年おきに買い替える必要を感じていない人はワイモバイルに移行することで大幅に通信費が安くなる可能性があります。
今回挙げたメリットを魅力的に感じるという人は、ワイモバイルへの移行を検討してみてはいかがでしょうか。
ワイモバイルの契約は以下のリンクから可能です。
参考:ワイモバイル(公式)
スターターキットは下記のリンクから購入できます。