2016年の後半よりASUSから続々とZenfone3シリーズがリリースされています。
これまでもZenfone3、Deluxe、Ultra、Laser、MAXに加えZenfone3のディスプレイ5.5インチ版も登場するなど多くのバリエーションが登場しました。
そんなZenfone3シリーズですが、また新たにZenfone3 MAXの5.5インチモデルの発売が発表されました!
Zenfone3 MAXの特徴である大容量バッテリーはそのままに、カメラ機能やメモリ容量などのスペックアップを果たしています。
この記事ではZenfone3 MAXの5.5インチモデル(ZC553KL)のスペックや機能などの解説、Zenfone3 MAXやZenfone3 Laserとの比較を行っています。
端末購入検討時の参考にしていただければ幸いです。
目次
Zenfone3 MAX(ZC553KL)のスペック
Zenfone3 MAX(ZC553KL)のスペックは以下の通りです。
機種名 | Zenfone3 MAX(ZC553KL) |
---|---|
ボディカラー | グレー、ピンク、ゴールド |
サイズ(H×W×D) | 約151.4×76.2×8.3mm |
重量 | 約175g |
OS | Android 6.0.1 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 430 1.4 GHz 8コア |
メモリ/ストレージ | RAM 3GB/ROM 32GB |
外部メモリ | microSDXC(最大128GB) |
ディスプレイ | 約5.5インチ IPS液晶 |
解像度 | 1920 x 1080ピクセル |
カメラ | アウトカメラ:1600万画素 インカメラ:800万画素 |
バッテリー | 4,100mAh |
SIMスロット | microSIM×1, nanoSIM×1※ |
通信 | FDD-LTE:Band1/2/3/5/7/8/18/19/26/28 TD-LTE:38/41 3G(W-CDMA):1/2/5/6/8/19 GSM:850/900/1,800/1,900MHz |
Wi-Fi / テザリング | IEEE 802.11 b/g/n |
GPS | ○ |
Bluetooth | Bluetooth 4.1 |
加速度センサー | ○ |
近接センサー | ○ |
指紋認証センサー | ○ |
ジャイロスコープ | ○ |
NFC | × |
本体価格 | 27,800円(税抜) |
※microSDスロットと共用
まずSoC(CPU)はQualcommのSnapdragon430が搭載されています。
Zenfone3 LaserやMoto G5に搭載されているSoCで、現在の性能的にはエントリー以上準ミドルクラスといったところ。
動作に関してはLINEなどよく使われるアプリは問題なく、ゲームなどにもそれなりに使えるでしょう。
RAMは3GB、ストレージは32GBになっておりRAM2GB、ストレージ16GBだった5.2インチ版に比べるとかなりの増量です。
バッテリー容量は5.2インチ版と変わらず4,100mAh。
平均的な使い方であれば充電なしでも2~3日、ヘビーに使っても1日は使えるでしょう。
さらに5.5インチモデルではau VoLTEにも対応したため、格安SIMを選ばず使えるようになりました。
Zenfone3シリーズの上位モデルではauにも対応していますが、Zenfone3 MAXも対応したのは喜ばしいことです。
Zenfone3 MAX(ZC553KL)のカメラ性能など機能面について
Zenfone3 MAX(ZC553KL)のカメラは背面が1600万画素、前面が800万画素とZenfone3と同じになっています。
またレーザーオートフォーカスやContinuasAFなどの機能もあり、カメラに関してはZenfone3同等の性能です。
センサー類では指紋認証センサーやジャイロセンサーも搭載しており、モバイルバッテリーとして他の端末を充電できる「リバースチャージモード」も5.2インチモデル同様に搭載されています。
なおDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)についてはこのモデルでも未対応となっています。
Zenfone3 MAX(ZC553KL)と5.2インチモデル(ZC520TL)、Zenfone3 Laser(ZC551KL)を比較
Zenfone3 MAXの5.5インチモデル(ZC553KL)、5.2インチモデル(ZC520TL)、Zenfone3 Laser(ZC551KL)を比較しました。
比較表は以下の通りとなります。
機種名 | Zenfone3 MAX(ZC553KL) | Zenfone3 MAX(ZC520TL) | Zenfone3 Laser(ZC551KL) |
---|---|---|---|
ボディカラー | グレー、ピンク、ゴールド | シルバー 、ゴールド、 グレー | シルバー、ゴールド |
サイズ(H×W×D) | 約151.4×76.2×8.3mm | 約149.5×73.7×8.55mm | 約149×76×7.9mm |
重量 | 約175g | 約160g | 約150g |
OS | Android 6.0.1 | Android 6.0 | Android 6.0.1 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 430 1.4 GHz 8コア | MediaTek MT6737M (クアッドコアCPU) | Qualcomm Snapdragon 430 1.4 GHz 8コア |
メモリ/ストレージ | RAM 3GB/ROM 32GB | RAM 2GB/ROM 16GB | RAM 4GB/ROM 32GB |
外部メモリ | microSDXC(最大128GB) | microSDHC(最大32GB) | microSDXC(最大128GB) |
ディスプレイ | 約5.5インチ IPS液晶 | 約5.2インチ IPS液晶 | 約5.5インチ IPS液晶 |
解像度 | 1920 x 1080ピクセル | 1,280×720ピクセル | 1920 x 1080ピクセル |
カメラ | アウトカメラ:1600万画素 インカメラ:800万画素 | アウトカメラ:1300万画素 インカメラ:500万画素 | アウトカメラ:1300万画素 インカメラ:800万画素 |
バッテリー | 4,100mAh | 4,100mAh | 3,000mAh |
SIMスロット | microSIM×1, nanoSIM×1※ | microSIM×1, nanoSIM×1※ | microSIM×1, nanoSIM×1※ |
通信 | FDD-LTE:Band1/2/3/5/7/8/18/19/26/28 TD-LTE:38/41 3G(W-CDMA):1/2/5/6/8/19 GSM:850/900/1,800/1,900MHz | FDD-LTE :Band1/2/3/4/5/7/8/18/19/26/28 TD-LTE:38/41 W-CDMA :1/2/5/6/8 GSM:850/900/1,800/1,900MHz | FDD-LTE:Band1/2/3/5/6/7/8/18/19/28 TD-LTE:38/41 3G(W-CDMA):1/2/5/6/8/19 GSM:850/900/1,800/1,900MHz |
Wi-Fi / テザリング | IEEE 802.11 b/g/n | IEEE 802.11 b/g/n | IEEE 802.11 b/g/n |
GPS | ○ | ○ | ○ |
Bluetooth | Bluetooth 4.1 | Bluetooth 4.1 | Bluetooth 4.2 |
加速度センサー | ○ | ○ | ○ |
近接センサー | ○ | ○ | ○ |
指紋認証センサー | ○ | ○ | ○ |
ジャイロスコープ | ○ | ○ | ○ |
NFC | × | × | × |
本体価格 | 27,800円(税抜) | 19,800円(税抜) | 27,800円(税抜) |
こうして比較してみると、Zenfone3 MAXの5.5インチモデルは5.2インチモデルよりもZenfone3 Laserの方が共通点が多いことがわかります。
RAMはZenfone3 MAXの5.5インチモデルよりもZenfone3 Laserの方が多いですがその分カメラ性能とバッテリー容量が強化されており、その他のスペックはほぼ同等です。
ということでZenfone3 MAXの5.5インチモデルは5.2インチモデルのスペックアップ版ですが、同時にZenfone3 Laserのバッテリーとカメラ性能強化版といっても良さそうです。
価格はZenfone3 Laserと同じなので、RAMサイズを取るかバッテリーとカメラ性能を取るかで選択が分かれそうです。
Zenfone3 MAX(ZC553KL)のメリットとデメリット
Zenfone3 MAX(ZC553KL)のメリットは以下の通りです。
- 2万円台の価格
- Zenfone3同等のカメラ機能
- 4,100mAhのバッテリー
- ドコモとau両方で使える
- 指紋認証センサーつき
2万円台の買いやすい価格で、大容量バッテリーに指紋認証センサーもあり、同じ価格帯のMoto G5やAlcatel SHINE LITEと比較してもRAMやストレージ、カメラ性能、バッテリーなど多くの面で優位性があります。
またドコモとauどちらの格安SIMでも使えるため、使い勝手という面では価格以上のものがあるでしょう。
Zenfone3 MAX(ZC553KL)のデメリットは以下の通りです。
- wifiの高速通信非対応
- おサイフケータイ非対応
- 防水・防塵なし
- NFCなし
まずミドルスペック以上のスマホではほぼ対応しているwifiの5GHz帯の高速通信IEEE 802.11acには非対応です。
エントリーモデルのスマホではあまり対応していないので、エントリーモデルとして考えればデメリットではありませんが一応頭には入れておきましょう。
またZenfoneシリーズは基本的におサイフケータイや防水・防塵には非対応です。
これらの機能は国内メーカーのスマホにはほぼ搭載されているため、必要であれば国内メーカー製のスマホを買いましょう。
Zenfone3 MAX(ZC553KL)の価格と発売日
Zenfone3 MAX(ZC553KL)の価格は税抜27,800円(税込30,024円)で発売日は4月15日となっており、ASUS Shopでは予約受付中です。
格安SIMでも同等の価格でDMM mobile、BIGLOBE、NifMoで取り扱いを開始しています。
なお現在BIGLOBEでは2017年6月4日までの期間限定で3,000円引きのクーポンを配布しているので、10%ほど安く購入することが可能です。
本体を少しでも安く買いたい人は格安SIMでの購入を検討してみましょう。
まとめ
Zenfone3 MAX(ZC553KL)はミドルロースペックのスマホながらバランスが良かったZenfone3 Laserにさらにカメラ性能とバッテリー容量の強化を加えた一台です。
Zenfone3 LaserからはRAMが1GB少ないものの、3GBあれば通常の使用ではあまり問題にならないため、初心者からコスパ重視の方まで幅広くおすすめできる格安スマホとなっています。
今後ASUSはVRに対応したハイスペックモデルのZenfone ARの発売も控えており、ますます充実したラインナップになりそうです。
Zenfone3 MAX(ZC553KL)は4月15日よりASUS Shopをはじめ以下の格安SIMで取り扱い開始予定です。
- 取り扱い1:ASUS Zenfone Shop
- 取り扱い2:DMM mobile
- 取り扱い3:BIGLOBEモバイル
- 取り扱い4:NifMo
2017年に入り、各社がSIMフリースマホを次々に投入した結果、その数はおよそ30機種以上にまで増えています。
色々と迷いたくない方、厳選したオススメ8機種のみを知りたい方は以下の記事をお読み下さい。
[clink url=”https://www.simfree-life.jp/%E6%A0%BC%E5%AE%89%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%9B%E3%81%8A%E3%81%99%E3%81%99%E3%82%8111%E9%81%B8%E5%AE%9A%E7%95%AA%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB%E5%BE%B9%E5%BA%95%E6%AF%94%E8%BC%83%EF%BC%81%E3%80%902016/”]
現在発売されているすべての格安スマホ・SIMフリースマホのまとめについては以下の記事をご覧ください。
[clink url=”https://www.simfree-life.jp/%e3%80%902016%e5%b9%b4%e7%89%88%e3%80%91%e5%a4%96%e3%81%95%e3%81%aa%e3%81%84sim%e3%83%95%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%83%9e%e3%83%9b%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%9f/”]
主な格安SIM22社のサービス比較・まとめについては以下の記事をご覧ください。
[clink url=”https://www.simfree-life.jp/%e6%a0%bc%e5%ae%89sim22%e7%a4%be%e3%81%ae%e3%83%97%e3%83%a9%e3%83%b3%e4%be%a1%e6%a0%bc%e5%be%b9%e5%ba%95%e6%af%94%e8%bc%83%ef%bc%81%e3%81%82%e3%81%aa%e3%81%9f%e3%81%ab%e5%90%88%e3%81%a3%e3%81%9f/”]