台湾のASUSから発売されたばかりの最新機種、ZenFone4はSIMフリースマホの注目機種です。
これまでのZenFoneシリーズはお手頃な価格と高い性能でユーザーの心をガッチリ鷲掴みにしてきましたが、今作もデュアルカメラの採用をはじめ更に進化した一台となっています。
ZenFone4のスペックなど詳しい内容は以下の記事にまとめています。
[clink url=”https://www.simfree-life.jp/zenfone4-jp/”]
なんと今回このZenFone4、BIGLOBEモバイルさんから実機をお借りできたので実際にテストや動作確認をしてみた結果をまとめます。
皆様のスマホ選びの参考にしていただければ幸いです。
またBIGLOBEモバイルの特徴的なサービスの「エンタメフリーオプション」などを実際に使ったレポートもありますので、よろしければ併せてごらんください。
[clink url=”https://www.simfree-life.jp/biglobembile-entertainment-sim/”]
同じくBIGLOBEモバイルさんにお借りしたHUAWEI P10 liteの実機レビュー記事は以下になります。
[clink url=”https://www.simfree-life.jp/huawei-p10-lite-review/”]
目次
ZenFone4の開封と内容物確認
HUAWEI P10 liteと同じく標準でケースがついてきますが、HUAWEI P10 liteは硬いプラスチックだったのに対してZenFone4は柔らかい素材でできています。
ディスプレイサイズが5.5インチなので持った感じも少し大きめに感じましたが、使っている内にすぐになれる範囲です。
SIM挿入~セットアップ
ZenFone4のアプリも海外製スマートフォンらしくシンプルで余計なアプリは入っていません。
自分の必要に応じて追加できますし、Androidはgoogleのアカウントで端末設定を引き継げるので、機種変の際も前の機種で使っていたアプリを自動的に入れることもできます。
私はキャリアの端末を使っている時もキャリア製のアプリは使っていなかったので、必要ないアプリがないのは嬉しいところです。
ZenFone4のベンチマーク結果とデレステの動作を確認!
ZenFone4は最新SoCのSnapdragon660を搭載しています。
このSoCはSnadragon625/630などの流れを汲むミドルスペック向けSoCの最新モデルで、Snapdragon625を搭載していたZenFone3の後継モデルに採用するのにふさわしいものです。
最新SoCのため、まずベンチマークで実力を測ってみたいと思います。
ベンチマークスコアは106368。ZenFone3などに搭載されているSnapdragon625のスコアが6万台前半なので、それに比べると1.5倍以上のスコアです。
比較してみると3Dのスコアは倍以上、CPUのスコアも1.5倍程度の値が出ています。想像以上にいいスコアです。
次にゲームアプリ。おなじみのデレステでチェックしてみます。
Snapdragon625では3D標準では全く問題なし、3Dリッチではカクつきが出てちょっと厳しいという状態でした。
今回は3D標準は全く問題ないと思われるので、いきなり3Dリッチでゲームをプレイしてみました。
試してみたのは「Yes!Party Time!!」「桜の頃」「イリュージョニスタ!」の三曲。
結果は、「桜の頃」はほぼ問題なく、「Yes!Party Time!!」と「イリュージョニスタ!」は場面により若干フレームレートの低下がありました。
はっきりカクつく、というほどではなくわずかに滑らかでなくなるという程度で問題なくプレイできますが、気になる人は3D標準でプレイした方が安定しそうです。
しかし3Dリッチはこれまでミドルスペックのスマホではまともに動作しなかったことを考えると、ZenFone4はハイエンドスマホに迫る性能を持っていると言って良さそうです。
Zenfone4のバッテリーの持ちをチェック!
次にバッテリーの持ちをチェックしてみました。
ZenFone4はバッテリー容量が3,300mAhあり、他社のミドルスペック機よりも大容量です。
バッテリー容量が100%の状態からYoutube動画(1080p)を1時間再生してみた結果がこちら。
残量は95%!なんとたった5%しか減っていません。
動画再生なら20時間できることになり、ほぼ丸一日使っても大丈夫です。
画面(ディスプレイ)の消費電力も1%で、かなり少ないのがわかります。
他機種で同様のテストをするとディスプレイとYouTubeの消費電力はほぼ変わらないレベルでしたが、ZenFone4では省電力化にも成功しているようです。
これならゲームなどSoCを使うアプリをバリバリ使っても、かなりバッテリーは持ちそうです。
大容量バッテリーと省電力化の恩恵はかなり大きい!と感じました。
ZenFone4のデュアルカメラで撮影してみた!
ZenFone4の大きな売りの一つがデュアルカメラです。
今回お借りした無印ZenFone4では一つが標準、もう一つが広角レンズになっていて、切り替えることができるようになっています。
雨続きだったのですが、大阪駅周辺でカメラの試し撮りをしてみました。(※写真はクリックで拡大)
まずは大阪駅の上にある時空の広場。
借りられる期間が今回4日ほどだったため雨の中の撮影となりましたが、暗い中でも十分きれいに撮れているのがわかります。
また広角モードの威力はなかなかのもので、人間の視界に近い感覚で写真が撮れるのが大きいと感じました。
いい風景を見つけてもいざ写真に収めると、肉眼で見たものと実際に写真に映る範囲の差でイマイチその良さが出ないということはスマホのカメラによくありますが、広角モードであればかなり解消されます。
画素数も標準が1200万画素、広角が800万画素でSNSなどにアップロードするのに十分な性能ですので旅の記念やパーティなど屋内、屋外問わずに活躍してくれそうなデュアルカメラでした。
Zenfone4の指紋認証、その他の機能について
ZenFone4では指紋認証センサーの位置が変わり、背面からディスプレイ下部に変わりました。
以前レビューしたNuans NEO[Reloaded]では指紋認証に失敗することがあったので、ほぼ同じ位置とサイズのZenFone4ではどうかと思いましたが、ほぼ問題なく認証されました。
失敗することもないわけではないのですが、しっかりと指をつければ認証できます。
また初見では「戻る」と「マルチタスク」ボタンが見えないためなくなったのかと思いましたが、指紋認証センサー兼ホームボタンを押した時だけ点灯するようで、今回もしっかり存在していました。
これらのボタンを使った操作に慣れている人でも安心です。
Zenfone4のレビューまとめ
以上、ASUSのZenFone4について時間の許す限り検証してみました。
前作のZenfone3もミドルスペックとハイエンドの中間の性能でしたが、性能的には今回も同様の位置づけになりそうです。
しかし現状のミドルスペックのスマホと比較しても性能はかなり高く、ハイエンドに近いものを持っています。
発売から1年経ったZenfone3が今もバリバリ現役で使えることを考えると、Zenfone4も安心して使えるのではないでしょうか。
加えてデュアルカメラや大容量バッテリーといったものも含め、全ての面で高いレベルを保ったスマホといえそうです。
価格は5万円後半とこれまでのZenfoneシリーズと比べても高めですが、十分それに見合った機能、性能を有した一台です。
Androidスマホでフラッグシップモデルを買うほどではないが、性能は長く安心して使えるものが欲しいという人にはぴったりではないでしょうか。
ZenFone4はBIGLOBEモバイルにて取り扱い中です。
- 取り扱い:BIGLOBEモバイル
- 参考:ASUS ZenFone4(公式サイト)