日本のこれまでの携帯事情と言えば、今まで3大キャリアのスマホが圧倒的なシェアを得ていて、管理人を含め、私たち一般の消費者は、気づかぬうちに料金的にとても不利なスマホライフを強いられてきました。

これまでは比較対象が、料金横並びのドコモ、au、ソフトバンク(ちょっと安くなってY!mobile)ぐらいしか無かったこともあり、毎月1万円もするスマホ料金の請求が当たり前かのような感覚になっていた人も多いのではないでしょうか。

2015年から高止まりした携帯料金を下げようと国が推進をはじめた政策の一環で「格安SIM」「格安スマホ」の認知度がアップし、キャリアとの比較対象になってくると、キャリアの料金の実態が一般消費者にも段々見えて来て、格安SIMへ移行する人が今、急増しています。

この記事は格安SIMへ移行しようかと迷っているそんなあなたの背中を押す話かもしれません。

浮き彫りになった3大キャリアの実態とは

キャリアの実態とはスバリこうです↓

  1. 「端末料金が実質0円!」と謳って消費者に「安い」という錯覚を起こさせる
  2. 2年縛りの毎月の高額なデータ料金で、端末値引き分もしっかりと回収している
  3. 回収した分を店舗によるサポート、人件費、広告宣伝費に回している
  4. 他社からのMNPにキャッシュバック等の特典で優遇し、長期利用者にその負担を強いている

3の手厚いサポートというのはスマホ初心者や高齢者には有り難いことですよね。何か困ったことがあったら近くのキャリアショップに飛び込めるというのも安心感があります。

キャリアの良さはこういったサポートの手厚さでもあります。

しかし、特に国が問題視したのは上の「4」の「他社からのMNPにキャッシュバックで優遇し、長期利用者に負担を強いている」という部分です。

このMNPによるキャッシュバック制度が、高額のキャッシュバックを手に入れた上に、スマホを転売して小遣いを稼ぐ大量の「携帯乞食」を生み出し、そのキャッシュバック分を同じキャリアで機種変して使い続ける長期利用者が負担するという不公平極まりないような状態が長い間まかり通っていました。

卍斎も長らくソフトバンクでiPhoneを使い続けていましたが、知らず知らずのうちに携帯乞食の養分になっていたかと思うと、はらわたが煮えくりかえる思いです(怒)

今こそキャリアと決別し格安SIM(MVNO)へと移行する時期です

2016年の1月から、キャリアがMNPの一括0円や実質0円などのキャッシュバックを中止し始めました。

今までのように高額なキャッシュバックや特典がなくなり、スマホを安く手に入れることが出来なくなった現状では、

「自分には困ったときにいつでも相談できるショップによる手厚い対面サポートがどうしても必要!」

という方以外は、もはやキャリアを使い続ける意味は特に無いのではないかと思います。

幸いにして、2017年の現時点においては、お手頃なSIMフリースマホのラインナップも充実してきました。

管理人の卍斎のように、海外のショップで海外モデルのSIMフリースマホを購入して、格安SIMを挿して使う人も多くなってきています。

まだ今の時点でキャリアを使っている人に向けて、今すぐ格安SIMに移行するべき理由をいくつか挙げていきましょう。

理由1 SIMフリースマホの選択肢が広がっている

1万円台のZenfone 3MAXから、10万円のiPhone7 Plusまで、予算や機能、メーカーやデザインなどのニーズに合わせて選択肢は豊富に用意されています。

SIMフリースマホの豊富なラインナップから、どうやって自分に最適なスマホを選ぶかはなかなか難しい問題ですが、ざっくりと分けて以下のような点が選ぶ基準になってくると思います。

  1. iPhoneを格安SIMで使いたい
  2. おサイフケータイが絶対欲しい
  3. カメラの画質や音質にはこだわりたい
  4. とにかくスマホは安さ重視
  5. 安心して使える国産のスマホがいい
  6. デュアルSIMで2回線同時待ち受けを使いたい

以下の記事を読めば、上の基準を満たすあなたにぴったりな1台を見つけることが出来るでしょう。

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理由2 キャリアから格安SIMへ移行すると大幅にお金を節約できる

どれぐらいの価格帯のSIMフリースマホを購入するかによって、キャリアとのコスト差はもちろん変わってくるのですが、端末価格込みの2年間の支払い総額で2倍~3倍ぐらいの違いが出てきます。一例を挙げると、

  • 「Xperia XZ(SIMフリー)+mineoの3GBプラン」の2年間の支払総額=99,372円
  • ドコモのXperia Z5 compactの2年間の支払総額=203,880円

2年間の支払総額の合計で2倍以上、約10万円も違ってくるのです。

iPhoneの場合、SIMフリー版の本体代金が元々高額なこともあり、キャリアとSIMフリー版との2年間の支払総額では大きな差は出ませんが、それでも「SIMフリースマホ」+「格安SIM」の組み合わせの方が安く済むことは確かです。

管理人もmineoの音声通話+データ3GBのプランを1年ほど使っていますが、お昼休みの速度以外に不満な点は無いので自信を持っておすすめできます。

月額料金ですが、音声通話をほとんど使わず、LINEの無料通話などで済ませているので1,750円程度で済んでいます。

mineo201511

詳しくは以下の記事をお読み下さい。

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格安SIM(MVNO)は無駄の無いプランが選べる

あと、全体の50%の人は毎月のデータ使用料は3GB以下で足りるという調査データが出ています。

データ5GBのキャリアのパケット定額は高い上に無駄が多いと言うことになりますが、格安SIMの場合は、毎月使うデータ量にあわせて細かくプラン分かれているので無駄がありません。

また、格安SIM業者によってはデータ使用量にあわせて段階的に料金が変化するプランを用意しているところもあるので、月によってデータ使用量にばらつきがある場合でも無駄が無いのもポイントです。

格安SIMのプランの比較記事はこちら

[clink url=”https://www.simfree-life.jp/%E6%A0%BC%E5%AE%89sim22%E7%A4%BE%E3%81%AE%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%B3%E4%BE%A1%E6%A0%BC%E5%BE%B9%E5%BA%95%E6%AF%94%E8%BC%83%EF%BC%81%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AB%E5%90%88%E3%81%A3%E3%81%9F/”]

家族割り、データシェア、ネット回線割などを活用してさらに節約

10GBのデータを3枚のSIMで家族とシェアできるデータシェアや、回線に家族登録で紐付けるだけで割り引きになる家族割り、家庭用のネット回線と格安SIM業者を同じにすれば月額料金が200円さらに安くなるオプションもあるので、これらを活用することでさらに節約が出来ます。

理由3 格安SIMは実用十分な通信速度がある

MVNO業者はキャリア(ドコモ、au)から回線を借りて通信サービスを提供しています。

MVNOの予算に応じた回線の太さがあり、それを契約者全体でシェアする形なので、多くの人が通信をする時間には通信速度が遅くなります。

参考までに午前10時45分頃のMVNO6社の速度比較画像を乗せておきます。

比較対象のMVNO6社一覧↓

  1. OCNモバイルONE
  2. mineo(ドコモプラン)
  3. IIJmio
  4. FREETEL
  5. 楽天モバイル
  6. UQモバイル

※UQモバイルのみau回線ですが、他は全てドコモ回線です。

全体的に悪くない数字だと思いますが、UQモバイルの速さにはちょっと驚くかもしれません。

お昼休みの12時~1時台は混雑して速度が大幅に低下しますが、ネットやメールやLINE、Facebookなどをする分には全然問題の無いレベルだと思います。

確かにキャリアほど高速ではありませんが、月に5000円もデータ通信料金を払ってまで、そんなに速い回線が本当に必要でしょうか?

回線速度の比較についてさらに詳しく知りたい場合は以下の記事をお読み下さい。

[clink url=”https://www.simfree-life.jp/mvno-sim-speedtest-2017-4/”]

[clink url=”https://www.simfree-life.jp/mvno-sim-speedtest-2017-3/”]

[clink url=”https://www.simfree-life.jp/mvno-sim-speedtest-2017-2/”]

[clink url=”https://www.simfree-life.jp/mvno-sim-speedtest-2017-1/”]

 

キャリアから格安SIMへの移行までのながれ

現在使っている電話番号そのままで、キャリアから格安SIMへ移行するにはまず、「MNP予約番号」を取ります。

各キャリアの問い合わせ窓口は以下です。

ソフトバンク:携帯電話番号ポータビリティ(MNP)お問い合わせ窓口

ドコモ:携帯電話番号ポータビリティ(MNP)お問い合わせ窓口

au:携帯電話番号ポータビリティ(MNP)お問い合わせ窓口

備考・注意点など

  • MNP転出には転出手数料+更新付き以外は契約解除料がかかります。
  • MNP予約番号の有効期間は、予約日を含めて15日間です。
  • 15日間を経過すると予約番号は失効となります。
  • 移転先にMNP転入手続きを行うことで元の契約は解除されます。
  • キャリアで別途解約手続きは不要です。

キャリアのMNP予約番号が取れたら、希望の格安SIM業者を選んでMNP転入手続きをしましょう。

おすすめの格安SIM 厳選3社

mineo(マイネオ)

mineoは関西電力グループのケイ・オプティコムが運営しており、au回線、ドコモ回線両方に対応したマルチキャリアMVNOとして有名。

使える端末が幅広く、家族でau端末、ドコモ端末とバラバラの場合でもそろって移行しやすいのが利点です。

家族間でパケットシェアが可能で、家族割り引き、複数回線割り引きなどの各種割り引きサービスも嬉しい。

mineoは管理人も音声通話+データ3GBのプランを1年ほど使っており、特に不満な点も無いので自信を持っておすすめできます。

月額料金ですが、音声通話をほとんど使わず、LINEの無料通話などで済ませているので1,750円程度で済んでいます。

mineo201511

mineoの料金プランやサービスについてさらに詳しく知りたい方は以下の記事をお読み下さい。

[clink url=”https://www.simfree-life.jp/mineo%e3%81%ae%e9%80%9f%e5%ba%a6%e3%80%81%e8%a9%95%e5%88%a4%e3%80%81%e6%96%99%e9%87%91%e3%80%81%e4%bb%8a%e5%ae%9f%e6%96%bd%e4%b8%ad%e3%81%ae%e3%82%ad%e3%83%a3%e3%83%b3%e3%83%9a%e3%83%bc%e3%83%b3/”]

UQモバイル


UQモバイルはKDDIのグループ会社で、au回線の格安SIMサービスを提供しています。

最もトラフィックが混雑するお昼のある程度速度が低下するものの、その他の時間帯では他のMVNOの追随を許さないほど圧倒的なスピードを叩き出します。

au回線のサービスなのでmineoほど使える端末の選択肢が幅広くはないですが、回線速度を重視される方にはおすすめできます。

富士通のarrows M02、やarrows M03などの機種や、ASUSのZeofone Go、Zenfone2 Laser、Zenfone3などの機種のはau VoLTEに対応しているので回線速度の速いUQモバイルがおすすめです。

参考:UQ mobile

UQモバイルの料金プランなどの詳細を知りたい方はこちらもお読み下さい。

[clink url=”https://www.simfree-life.jp/uqmobile/”]

LINEモバイル

LINEモバイルはメッセンジャーアプリLINEでおなじみのLINE株式会社が運営する格安SIMです。

回線はドコモで、回線速度については当サイトでも定期的にチェックしていますが、UQモバイルには及ばないものの格安SIM全体の中ではトップクラスに迫る速度が出ています。

LINEモバイルの場合は、まだサービスを開始して間もないこともあり、ユーザー数が他の格安SIM業者と比べて少ない(回線が空いている)事も考慮に入れておいたほうが良さそうですが、現時点においてはかなりおすすめできる格安SIMと言えるでしょう。

LINEモバイルのメリットの1つとして、他のMVNOではできないLINEの年齢確認を登録することが可能な点です。

年齢確認を登録することにより、LINEアプリで友達をID検索することが可能になるのでLINEのヘビーユーザーにとっては利便性が高いです。

LINEモバイルのメリットの2つめとして、LINEやtwitter、FacebookといったSNSでの通信費が無料(=データ使用量としてカウントされない)になることが挙げられます。

月1GBのデータ通信が使えて月額500円のLINEフリープランでは、LIENアプリのメッセージや写真投稿だけでなく、LINE通話、ビデオ投稿などもデータ使用量に一切カウントされないので、LINEのヘビーユーザーにはかなり嬉しいプランとなっています。

また、LINEフリープランの上位のコミュニケーションフリープランを選ぶと、LINEにプラスしてTwitter、Facebook、Instagram使用時のデータ通信量が一切カウントされなくなるのでSNSのヘビーユーザーにオススメです。

参考:LINEモバイル公式サイト

LINEモバイルのサービス内容、料金プラン、キャンペーンなどについての詳しい情報はこちらにまとめています。

[clink url=”https://www.simfree-life.jp/linemobile/”]

まとめ 節約したお金でより人生を豊かにしよう

今までキャリアにいかにお金を搾取されていたか、携帯乞食と呼ばれる「ずるい人達」の分まで重い負担を強いられてきたかを知った上で、これからはMVNOを賢く使って家庭の通信費を節約する時代が来ています。

節約したお金で家族で旅行や、たまに美味しいものでも食べに行って、多くの人の人生がもっと豊かになればいいなとの思いを込めてこの記事を書きました。

以下の記事で格安SIMへ移行する際の注意点など解説していますのでご参考にして下さい。

[clink url=”https://www.simfree-life.jp/mvno-biggining/”]

2017年に入り、各社がSIMフリースマホを次々に投入した結果、その数はおよそ30機種以上にまで増えています。

色々と迷いたくない方、厳選したオススメ8機種のみを知りたい方は以下の記事をお読み下さい。

[clink url=”https://www.simfree-life.jp/%E6%A0%BC%E5%AE%89%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%9B%E3%81%8A%E3%81%99%E3%81%99%E3%82%8111%E9%81%B8%E5%AE%9A%E7%95%AA%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB%E5%BE%B9%E5%BA%95%E6%AF%94%E8%BC%83%EF%BC%81%E3%80%902016/”]

現在発売されている格安スマホ・SIMフリースマホのまとめについては以下の記事をご覧ください。

[clink url=”https://www.simfree-life.jp/%e3%80%902016%e5%b9%b4%e7%89%88%e3%80%91%e5%a4%96%e3%81%95%e3%81%aa%e3%81%84sim%e3%83%95%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%83%9e%e3%83%9b%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%9f/”]

主な格安SIM22社のサービス比較・まとめについては以下の記事をご覧ください。

[clink url=”https://www.simfree-life.jp/%e6%a0%bc%e5%ae%89sim22%e7%a4%be%e3%81%ae%e3%83%97%e3%83%a9%e3%83%b3%e4%be%a1%e6%a0%bc%e5%be%b9%e5%ba%95%e6%af%94%e8%bc%83%ef%bc%81%e3%81%82%e3%81%aa%e3%81%9f%e3%81%ab%e5%90%88%e3%81%a3%e3%81%9f/”]